Artesano de Circulos Concentricos

【映】瞳の中の秘密

アルゼンチン映画、09年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。

刑事裁判所を退職したベンハミン・エスポシドは25年前の未解決の暴行殺人事件を小説にしようとしていた。

そしてもう一つ封印された過去にも決着をつけようと。

ベンハミンは人生の終盤、斜陽の時期を迎えたにもかかわらず過去に囚われ身動きできない。
そして心の中に居座り続ける空虚感に身も心も縛られ続ける。

そう、小説はそんな過去にも自分にも別れるための手段なんですね。

かつての元上司イレーネ・ヘイスティングスは今でも変わらず美しく聡明そして検事に昇格し二人の子供の母親。

25年前、銀行員のリカルド・モラレスと幸せな結婚生活を送っていたリリアナ・コロト。。。。

ある日リリアナは何者かに暴行され無惨な遺体となって発見された。
ベンハミンと部下のパブロは男の居場所を捜索するも、判事の指示を無視して強引な捜査を行ったことで事件は未解決のまま葬られてしまった。
1年後偶然駅のベンチに座るモラレスと再会するのだけれど彼は曜日毎に駅を変えて駅に座り続け犯人を探し続けていると言う。
ベンハミンは心動かされ再捜索を決心する。
そして事件の真相に迫っていくのですが。。。。。果たして。。。。

しかしです、この映画、25年前と今を同じ俳優さんが演じているのですが、全く違和感がないんです(そうでもない?)
特にイレーネ役の女優さんは美しくてキュート。すっごく素敵なんです。
リカルド役の俳優さん、パブロ・ラゴは目が美しい。
さすがこの映画のタイトル、瞳の中の秘密といだけに目力のある、澄んだ瞳の持ち主ばかり。

最後の大どんでん返しストーリーはびっくりですえね、こうきたかっ!って感じです。

アルゼンチンでは終身刑が一番重いのだそう。
映画の中のセリフでベンハミンが『死刑はないんだ』とリカルドに言うと、リカルドは『終身刑でいい、空虚な日々を送って欲しい』と答える。
確かに死んでしまうより狭い空間の中何も与えられずに話しかけられずに無視され続けることの方が辛い。

とにかくこの映画、題名通り目を見てほしい。
全てがそこにあるんです。

いい映画でしたわぁ。

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by gota-de-fericidad | 2010-08-22 10:38
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