Artesano de Circulos Concentricos

【映】ゴダール・ソシアリスム

このお休み中に観た映画。。。例年に比べてかなり少ない。

今もずーっと話題作となっている・・・
『ハーブ&ドロシー』
NYの1LDKの小さなアパートに住む極々普通の老夫婦。この二人が世界的に有名なコンテンポラリーアートコレクター。
購入の基準は、収入の範囲内で、小さなアパートに収まる・・・蒐集。
ある意味、なんたらホリックだとも思わせるけどね。
Nagieはそんな斜に構えた眼でみてしまったけど、そんなことよりも二人が手を取り合って、仲睦まじくギャラリー巡りをする姿がなんともハートウォーミングストーリーなんですよ。こんなのがいい。
日本人夫婦(カップルでもいい)は最初のうちこそ相手を褒めるけどいつの頃からあれしてくれないこうしてくれないと文句ばかり。。。時々友人の家に遊びに行くけど旦那様の愚痴を言いたい放題。
昔から不思議でなりませんでした。
Nagieは自分の友人はじめ恋人は自慢しますよ。だって私が好きになった(ちょっと威張り過ぎ?)人たちだもの。けなしたら自分を下げることにならないか?自慢したいじゃん。
そりゃ、誰にだってえーって思うところはありますよ、お互いさまだって、それ以上に素敵なところが一杯でしょ。それでいいじゃん。

『レオニー』
世界的に有名な彫刻家、デザイナーのイサムノグチのお母さんの話。
なのですが、イサムノグチというアーティストがどうやって出来上がってきたのかという意味で彼のストーリーでもある。
この映画を観ていると母は強しとも思うし子供の才能をしっかり見てあげることの大切さ。そして可愛い子には旅させろ的厳しさ(心を鬼にして)こんなものがいかに大切かわかる。
全く違う次元ですが、Nagieが栃木の片田舎の学校に通っていた頃Nagieの変人ぷりによく先生が。。。
そんな時、これがうちの子の個性だと言って、わからない貴方がおかしいんじゃんぐらいの勢いで戦ってくれたママさんを思い出した。
イサムノグチ。。。灯のデザインやガラスのテーブル・・・有名なものはたくさんありますが、Nagieはやはりモエレ沼公園のモエレ山ですかねぇ。この映画を観ていたら、行きたい病が再発した。

そして秀逸な映画はタイトルの・・・ゴダール作品。
いやぁ難解極まりない映画でしたが、映像の美しさと哲学的な言葉の羅列。いわゆるコラージュ作品ですか。
この映画を観ていたら何故かヴィム・ベンダース(ベルリン天使の詩が大好きです)を思い出した。
確実にゴダールの影響を受けていないか(アメリカ映画の影響が強いと言われていますが、疑問です)
ゴダール80歳最後の長編と言われているだけに、今の世界の情勢、ヨーロッパ文化の衰退没落、世界がハリウッド映画に毒されてしまっているこの社会に対する何かを示唆する。
資本主義、偽りの民主主義、そして言葉というものの危うさ・・・この映画を観ていると世界が実は危機的な状況にきているんだよ。競争なんて何の意味も持たないんだ。。。と言われているよう。
今の日本に一番必要なメッセージなのではないかしら。日本らしさ。。。世界と競争するならばそこだよ!!
もう一度見つめてみて、自国を。

この映画、二通りの観方ができる。一つは言葉から発せられるメッセージを読み解く。
難しいけどゴダールはきっとこんなことが言いたいのだろうって言う風に。
もう一つは、言葉が難しくて難解だ。。。もういいや、映像を楽しんじゃえ、という観方。
ゴダール特有の垢ぬけたブルーそして赤、黄色。荒れ狂う青墨色の海に白い波。美しく光る黒人の女性のフィギュア、そしてその肌に鮮やかに映える服。洒落てる。

あまりにも難しい映画故途中退席する方もちらほらおりましたが勿体ないとNagieは思った。
単純に映像を楽しんじゃえばいいのにと。

80歳。。。こういう美しさ、そして前衛的な目っていうのは年齢じゃないんだね。

とんがって生きていたくはないけれど。。。はい、Nagieは穏やかな毎日が好きだから。。。感性、感覚的な目は絶やしたくはないものです。

精進精進。

今年はアートワークを増やそうという目標を立てているだけにね。

まずは年内に(始まったばかりですけど)私の寝室を作業部屋兼に模様替えする予定。
いずれは。。。。部屋全部をアトリエみたいにしたい。そして私は引っ越すんだぁい。
嫁にでも行くか?????(笑)
ここでママさんも笑うんですよ、呆れ返ったように。

そこで宴だよ。

バスキアの映画はじめまだ観たかった映画が数本。週末連休だね。そこで少し制覇しよう。



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by gota-de-fericidad | 2011-01-03 19:07
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