Artesano de Circulos Concentricos

【映】無言歌

去年(18)から今年(4)はあまり映画も観ない年でしたなぁ。
(ちなみにその前は約50本、えらい差です)

観たいと思う作品もなかったと言うのもありますが一番は時間の作り方がうまくいかなかったってことでしょうね。

前は月に6~8本は劇場で観ていたほどだったのに。

来年は昔ほどと言わなくても4本くらいは観ようと思います。

で、年の瀬に、まずは1本。

1949年、中華人民共和国を建国した毛沢東は独裁体制を布く。しかし、56年にソ連でスターリン批判が始まったことも契機となって、毛沢東は「共産党への批判を歓迎する」と「百花斉放・百家争鳴」と呼ばれる運動を推進。これ以後、知識人の間で中国共産党に対する批判が出始めるようになった。しかし、57年6月、毛沢東は人民日報に「右派分子が社会主義を攻撃している」という社説を掲載し、突如、方針を変更。ここから一気に、それまで党を批判した人々を容赦なく粛清する「反右派闘争」が始まった。右派分子とされた人々が収容された再教育収容所では、ちょうど59年から61年にかけての「大躍進政策」のもたらした飢饉の時期と重なったため、多くの死者を出した。

こんな歴史があったのですねぇ。
舞台は果てしなく続く荒涼とした黄色い大地、砂嵐吹きすさぶゴビ砂漠。
そこで過酷な労働に従事した収容者たちを描いています。

住居は砂漠に掘られた壕でそれはもう。。。。

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男が砂漠にひざまずいて祈っているように見えるけど、実は飢えをしのぐために雑草の実を採っているところでこの方は実際の夾辺溝収容所の生存者で監督に熱望されて出演したのだそう。

恵まれた暮らしばかりの私たちでは考えられないことばかりですが現実はこの映画以上でしょう。
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Nagieは今夏偶然石原吉郎という詩人に触れました。そして彼の詩を通して捕虜として収容所で暮らすとは。。。これほどまでに心を虚無にしてしまうものかと本ですらががが~んとなりました。
彼の詩にはそんな心の様が鏡のように映し出されています。

ストーリーとしては、もう少し表現の仕方があったのではないかと思いましたが、この映画を作るにあたって、夾辺溝収容所の生存者を一人一人捜し訪ねインタビューするという大変な作業を踏んでとなれば何も言えないです。

見終わった瞬間よりも時間を経た方が、よさがじわじわじっくり首をもたげてきます。

映画の前の腹ごしらえは。。。鮑粥@有楽町慶楽
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身も心もホッカホカになりました。いつ食べても美味しいなぁ。
たぶんこれ幼稚園ぐらいから食べてます。こうなるともうお袋の味チックですね。





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by gota-de-fericidad | 2011-12-30 20:07
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