Artesano de Circulos Concentricos

薮原検校@世田谷パブリックシアター

パブリックシアターは私の大好きなホール。

大きさといい、デザインといい素敵なのだ。なんとなくおしゃれなのだ。

こんなところで朗読会が出来たなら。。。。もう。。。。。

検校・・・・検校(けんぎょう)とは、中世・近世の盲官の最高位の名称。

そう盲人のお話。

萬斎さん演じる、杉の市・・・・これが素晴らしかった。狂言で鍛えた発声はやはり一味違うのだ。
狂言師として培ってきた技が溢れ出ていた。

魅了される。

萬斎さん演じる杉の市は金に物言わせて検校の位を手に入れようとする。女にとち狂い、世の中金なんだよ。。。。悪行高き男。

そして小日向文世さん演じる塙保己市は勉学を探求して聖者として検校の位を手に入れる。

全く違う思考で全く違う方法で手に入れたものは同じ検校と云う位。因果なものですね。

でもね、善悪あれども思いは一緒なのだ。検校になりたい。ならねば。。。。

盲人・・・社会のはみ出し者から抜け出ることはできないのだ。

そう考えると杉の市も保己市も同じなのよ。

案外保己市の方がずるいかもしれないし怖い。

人間は必ず残虐で猥褻で動物的な衝動を持っている。ただ理性というものでコントロールされているだけなのだ。

この舞台ではそんな人間のタブーをコミカルに、そしてピカレスク風に描いている。

人の業・・・・

そんな杉の市が見せる母親への愛情。愛情ゆえに人を殺めてしまった。。。。

そう杉の市の父親も、杉の市の母親が妊娠した時に、貧しさゆえ、幸せな出産を迎えさせてあげたいばかりに、恐喝しお金を巻き上げ殺めてしまう。。。

根底に流れるものは愛なのにどうして手段がこうなのさ。

色々考えさせられる舞台だった。

そしてやはり萬斎さんの素晴らしい演技に拍手喝采だ。

本当に大好きだ。

来月は大阪。

この緊縮財政の中。。。。悩んでますがやはり観たい。

どーしよー。





[PR]

by gota-de-fericidad | 2012-06-20 23:34
<< あっそそそそうですかっ。。。。 ふぅまだまだだな。 >>