Artesano de Circulos Concentricos

写真美術館

アーウィン・ブルーメンフェルド 「美の秘密」

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ハーパース・バザー』や『ヴォーグ』等のファッション誌を中心に、第一次、第二次世界大戦を挟んで活躍した、アーウィン・ブルーメンフェルド(1897-1969年、独→米)の国内初の個展。

広告(商業)写真でありながらも芸術写真の色を感じる。

シュルレアリスムからヌード、ファッションまで網羅し、

多くの写真家に影響を与えたブルーメンフェルドの表現ですが、その陰には二大戦に翻弄され、

時代に応じて活動の場を選択せざるを得なかった作家の苦悩が存在します。

作家の活動を通し、時代背景、思想などに視点を向けると、

美しい表現の根底にある精神が見えてくるのです。

まさしくです。

たかが(と言ってしまえば語弊もあり失礼でもあるが)広告写真なのになぜかそこにはメッセージを感じるのです。

政治や思想に対するアンチテーゼ。

そしてそんなメッセージと共に感心してしまうのが、当時の服のデザインが全く風化していないということ。

それ以上に今、この不景気な、売れる無難なものしか作らない時代では、この頃の服作りの精神はない。

カッティングが美しい。

そこもまた一つの楽しみでした。

会期中もう一度行こうと思う





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by gota-de-fericidad | 2013-04-18 23:21
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