Artesano de Circulos Concentricos

【映】嘆きのピエタ

最近ブログがのんびりですが・・・・

tumblrとかpinterestが楽しくて文字のない潔さが気に入って。
(文字も勿論入れられるのですが敢えて何も書かずに写真だけを更新しています)

さてさて久しぶりに映画を。。。。キムギドクの最新作。すっかり第一線から身を引いていた監督ですが
この映画で完全復活です。

映画ンのスタートのシーンからぐんぐん引き込まれ、これでもかこれでもかとパンチが打ち込まれる。

極悪非道な借金取り立て屋のガンドの前に、突然母だと名乗る女が現れる。

いぶかしく思いながらも次第に彼女のことを母だと信じていく。

彼女の存在がガンドの心に変化をもたらしていくのですが、その心の変遷と共に描かれて行くテーマが

変化していくような気がしました。

監督自身、貧しい子供時代を過ごしたこともあって、社会の底辺にいる人たちにスポットを当てています。

金、権力、地位、名誉。。。。これって何なのか?

ガンドが母と名乗る女に『金って一体何なのか』と質問した時の彼女の答えが・・・・

嫉妬、欲・・・短い単語の羅列・・・・最後に復讐と言ったのが印象的でした。

最後のシーンは衝撃的でもあるのですが、広い、どこまでも続く道に引き描かれていく赤い線、

私にはとても美しく感じました。

ピエタというタイトルがそう思わせてしまうのか。。。いやっそうじゃないな

凄く、キリストの血の匂いを感じる作品でした。

暴力的で、激情的であるのですが、その実、オペラのアリアのように美しく静謐なのです。

最後のシーンがそれを物語っていましたな。

キムギドクは、クリスチャンなのだろうかと映画を観終わった時に瞬時に思いましたが、プログラムを読み、そうだそうだと納得。

彼は神学校で学んでいたのでしたね。

はぁ久しぶりによい映画を観たな。







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by gota-de-fericidad | 2013-06-21 20:19
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