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Artesano de Circulos Concentricos

時には篤く語る。。。

患者さんに去年まで校長先生をしていた方がいらっしゃる。叔父の同級生。
診療しながら気さくにいろんなことを話す。
先週末、ふとしたきっかけから教育論の話になった。
この辺の話をさせたらかなり語る私。なかなかいい話が出来た。
やっぱり自分の考え方にそう間違っていることはなかったと安心。

子供は小さいうちから規則正しく生活させることが大切。挨拶、礼儀・・・日々の単純なこと。
靴を脱いだら揃えることや洋服をたたむことなどなんてことないこと。
でもこういうことを毎日きちんとする為には意外に忍耐力が必要なのだ。
私はこういうことが小さいうちからきちんとできる子供は、塾に行ったり、親が必死にお勉強を
見なくても案外落ちこぼれることはないと思っている。

校長先生もやはりそうおっしゃっていた。子供たちを見ていてもそうらしい。
結局、今時の親たちはそういったことをきちんと教えずして大きくしてしまうから
決められた一日の生活を自立という形で過ごすことが出来ず、後から塾などで
補わなくてはいけなくなっちゃうのよね。
だから成績はよいけど挨拶は出来ない子や、打算でいい子を装う子供たちが増えちゃうんだ。

先生のお話していたことでとても印象に残ったことは

父親が自分の生きてきた生き様に自信がない人が多い。
子供が道に迷って相談した時に
『お父さんは、自分の生き方があっているのかどうかはわからないけれども、
でもこうやって生きてきたんだ』と子供に示すことが出来ないと。
これは大きな問題だと・・・・
そりゃそうだ、道しるべがどこにも無いんだものね。
家庭の中に父親の威厳というものが欠落した状態・・・・

いい意味での適当を知ることが大切なんだ。
人はみんな普通で自分だけが優れているなんていう事もないんだ。

他にもいろいろ話をした。
私も自分より若い方々によく言うのだけれどやはり本を読むということがいかに大切か
思い知らされたなぁ。

最近はそんなに大きな悩みもなくなったけれども、以前は壁にぶち当たった時には必ず
本を読んでヒントを得て自分なりに解決するのが常で友人に相談することって無かった。
子供の頃からわりにそうだったなぁ。母親に話すと、よくそれに見合う本を買ってきてくれて
これを読みなさいと言われたものでしたよ。

先生、絶対、親業塾成功させて欲しいです。
応援協力させていただきたい。


by gota-de-fericidad | 2006-06-26 23:26
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