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Artesano de Circulos Concentricos

greatest tap-dancer in japan

ではないかと勝手に思っています。

ただ、彼のパフォーマンスを一度でも観た方ならこのタイトルに納得するでしょう。
KAZU 熊谷和徳29歳の若きtap-dancer。
今日は一日限りのパフォーマンスがあった。会場がシアターコクーンなだけに正直どうしようか迷ったのですが行ってみることにしたわけです。
タップってあまり大きな会場には不向きなような気がしています。
今日、KAZUのパフォーマンスを観ても、やはりこのキャパまでが限界値ですね。
19歳で単身NYに渡り2002年に帰国し、コンビニなどでアルバイトをしながらストリートでタップダンスを踊るところからスタート。
そして10年目を迎えて今日、彼がNYに行った時にはじめて入ったクラブで演奏をしていたacid JAZZミュージシャンを招聘しての節目のパフォーマンス。
その間には、自分のパフォーマンスが受け入れられないことからの苦しみ、そういう社会を、自分を批判して悶々としていたらしいです。
日本に戻って4年、そんな自分がこんな大きな会場でパフォーマンスが出来るようになるなんてと感激。。。。最後は絶対涙してたと思う。
さて、悲しいことに(いやっ違うな)、KAZUはこれを節目に新たな挑戦をするらしいです。
NYに戻ってさらに自分を磨いてくると・・・ヨーロッパ、アフリカにも行くのだとか。
日本での単独パフォーマンスなどの活動はお休みに入るらしい。
だからここ数年という単位ではラストパフォーマンスということになる。
行ってよかった。これを逃していたら当分観られなかったわけで。
でも彼をほっとくはずもなく、なんらかではお見かけできるのではと期待しているNagie。
分かる気がする。あれだけ魂に訴えかけるタップを踏む人が周りに踊らされたり(振り回されるという意味です)商業ベースに乗せられたり・・・辛いかも。
また売れてくると止まってしまう自分がいたり・・・もっと人生に攻撃的にならないと。
とにかく彼のタップは全然違うのよねぇ。
今日も一人、ジョイントしていたダンサーがいたけどきっと上手なんだと思うけど、こー心に訴えかけるものがないんだよなぁ。
一通り終わりアンコールになって、数曲踊り、それでも拍手が鳴り止まず・・・またステップを刻む。最後は板を持って会場内に降りて更に刻む。
こんなに会場中が一帯になったパフォーマンスはそうない気がする。凄かった。
感激屋のNagieは最後の頃は涙でKAZUが歪んでしまった。
本当によかった。わたしの心の中に何かが落とされた気がしました。
お隣の年配のおば様もお嬢さんと一緒に感激の嵐でした。歳って関係ないですね。

しかし、招聘されたJAZZミュージシャンのグルーヴ・コレクティブのビル・ウェアって人、マリンバなんだけど凄かったな。
エレクトリックな音になったり、アコースティックな音になったり。
acid jazzとはロンドンのクラブシーンでソウルジャズやファンクに影響を受けて出てきた音楽ジャンルなんだとか。ダンスミュージックに特化したjazzらしいです。
なかなかよかった。

しかしこの連休はマリ様&kazu、最高のお休みでした。

おかげでお財布はびんぼーですが・・・・まぁ、いいですよ。私の中に何かが蓄積されていますから。(脂肪でなければよいのですが)
歯科という仕事にどういう関係があるの?という方も多々おいででしょうが、こういう芸術体感活動が何故か仕事に影響を及ぼしているのですよねぇ


by gota-de-fericidad | 2006-10-09 22:26
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