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Artesano de Circulos Concentricos

最果ての地・・・ 2

いよいよ二日目の朝・・・今日は今回の弘前への目的地、吉井酒造煉瓦倉庫へ。
美智さんの企画展は県をあげてのバックアップらしくいたるところでコマーシャルの旗がはためいている。
吉井酒造煉瓦倉庫は大正時代の建物だそうです。確かに趣がありますねぇ。しかもでかーい。
とはいえ美術館ほどの大きさではないので楽チンでした。最果ての地・・・ 2_a0070133_2124792.jpg
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本当にこの憎憎しい、シニカルな子供たち・・・よい。まるで私の子供の頃のようです。今もと言う方もいるでしょう。よく、私はじゃりんこチエや久保キリコのいまどきのこどもに譬えられていた。
そう考えると美智さんの絵の子供は私なのかも。
一通り観終わり、さてお昼へ。料理王国編集者のY氏に教えていただいたイタリアンへ。
東京にあってもおかしくないというほどらしい。
月曜の早めの昼ということでのんびりでした。ランチが2300円~ということで地元の方々は入るのかとちょっと疑問。だから弘前大学附属病院の前にあるんだね。
夜は食べないし今日この一食で終わりだから5000円のメニュー、得意のポーション少なめ。
前菜はサーモンの燻製レモンソース、かもの燻製、白子など。サーモンはあまり得意ではないですがどれも美味しい。特に白子はトリュフオイルとの相性がばっちり。
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次はパスタ2皿。一皿目はイカ墨を使ったキタッラにドライトマトと雲丹、ハーブを使ったパスタ。
雲丹が絶品なだけにそれだけで美味しい。もう少し麺が固いとよいんだけどなぁ。私も手打ちパスタを作った時には茹でには気をつけている。打った後2時間ぐらい陰干しすると余分な水分が抜けてよいんですよねぇ。ふた皿目は鴨とフォワグラのラビオリ。しまった・・・嫌いな物にフォワグラを加えてなかった。私の中ではフォワグラはフレンチだったのですよねぇ。
ほんの少しだったから、よかったです。問題なくクリア。
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そしてメインは鳩。んー、私的にはおしい。ほんのほんの・・・もう少し火を通して欲しかった。
その方が歯ごたえが良い気がしたなぁ。でもきれいなロゼ色でしたよ。鴨にしても鶉にしてもジビエ系のあの独特の舌に当たるシルキーなタッチは何にも譬えがたいですね。
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デザートはシナモンのアイスにチョコのスフレ。またもやあちゃちゃ・・・チョコ好きだけどチョコを加工したというかチョコに更に砂糖やバターを加えたケーキは苦手なんだなぁ。
さすがにひつこくて残しちゃったなぁ。そしてお土産にも買ってしまったビスコッティーニはカルダモンやアジョワンシードがきかせてあってエスニックな香りが口に広がり、硬さも歯が折れそうなほど、この硬さが好き。なかなかここまで硬く焼いた物は珍しい。
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ここは弘前に来たらまた来よう。それまでどうか繁盛していてくだされ。
オステリア エノテカ ダ・スィーノ
弘前市本庁56-8 グレイス本町2F (弘前附属病院のまん前です)
0172-33-8299


by gota-de-fericidad | 2006-10-17 21:35
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