Artesano de Circulos Concentricos

【映】酔いどれ詩人になるまえに

ヘンリー・ナチスキー・・・自称詩人。でも売れない、売れない、売れない・・・・酒、女、ギャンブル・・・そしてお金が無くなれば働くというその日暮しの生活。お決まりのパターンていうやつですね。ある日、バーでジャンという女性と出会い、一緒に暮らし始める。そして別れ。次の女性は・・・・お金も、地位も勿論名誉も何もない。でも彼には言葉というものがあった。それだけが頼り、救いなのですね。なんの返事もないままでもひたすら言葉を紡ぎ出しては出版社に送り続ける。必ずやそこに光、希望、温もりがあると信じて。
この映画、実在したチャールズ・ブコウスキーという作家の自伝的小説『勝手に生きろ』の映画化だそうです。この作家、ショーン・ペンやボノなど数々のアーティストに影響を与えたカリスマ的作家なんだそうですよ。
自称アーティスト・・・これほど怪しい職業はない。以前TVでリリー・フランキーさんが視聴者の「どうしたらイラストレーターになれますか?」っていう質問に作家もカメラマンもイラストレーターも資格が必要な職業じゃないから、今宣言しちゃえばすぐになれるんですよ。作品は?って聞かれたら今書いてるとか言っとけばいいって仰っていた。しかりです。

この映画でナチスキーを演じたのは、マット・ディロン。ほぉー、久しぶりにお目にかかりましたが、あれぇ、こんなにむさ苦しい感じでしたっけ。役作りのせいかな。いかにもジムで鍛えたという感じの胸板の厚さがひぇー、苦手だぁ。Nagieの不得意な体形全開です。

しかしこの酔いどれ、自堕落なナチスキー、どうも本気の自堕落にはならない。酒は飲むけどアル中じゃないし、女っていっても自分を見失うほどのめり込まないし、日雇いでも働かなきゃっていつも思っている、なんだかバランスが取れちゃってるような感じなんですよねぇ。優等生っぽい。白央篤司の昭和系日記というブログにも同じことが書いてありました。みんな思うこと一緒なのねん。『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』という映画でのフランキーの自堕落ぶりは本当に凄い。酔いどれ~の映画を観ながらフランキー~の映画を思い出し、ひたすら崩れるならあれでしょうなんて心の中で思っていました。結局、案外綺麗な映画なのですよ。
フランキーワイルドの素晴らしき世界、Nagie、かなりお奨めの映画ですよ。観てない方ぁ、観てくでぇぇぇ。

本当は今日の映画の予定は、長江哀歌(エレジー)を観る筈だった。封切ということもあり早めに出たけど、長蛇の列、11:40の回は数列前で満席になった。前に並んでいたおば様(そうは言ってもまだ50歳ちょっとというところですかね)とちょっとお話。すす凄いおば様でした。Nagieと好みが殆ど一緒で毎週観まくっているみたい。まだ観ていないものの感想を伺ってみたけどとても参考になり、Nagieのなかで却下されたものもあった。
そのおば様も酔いどれ~の11:50の回に走っていきましたよ。私はその後の回にしようと思って取り合えずゆっくり映画館に向かい、チケットだけ買ってお昼へと繰り出した。
何にしようかなぁ。あまりお金かけたくないなぁなんて思っていたのに・・・・外れた、しかも過ぎだから。
銀座三越裏にある洋食の老舗、みかわや。蔦のからまる古い洋館風の建物は歴史を感じますね。お店に入って、あぁ、失敗と思いましたよ。ランチメニューがない。夜しか来た事がないから知らなかった。お手ごろな値段のメニューがてっきりあるかと・・・しかもこんなに高かったっけ?なんて。忘れてた。久しぶりに来たから。すでにお買い物をしていたNagie、お財布の中身が心配でしたがもうどうにでもなれ。
a0070133_2255662.jpga0070133_2261495.jpg海老グラタンとシンプルなサラダを注文。〆て5000円ですよ。たっけぇぇぇ。まぁ、はずれのない味ですかね。でっもここのお店、これだけのお値段をとるだけあって・・・・味よりもサービスが凄いのです。パンを注文すればバターの他にジャムがついてくるし、暇にしてると雑誌を選りすぐって持ってきてくれる。そしてお水は冷たく冷した濃い煎茶なのです。この値段もしょうがないですね。
しかしなぁ、これなら特撰オードブルの小にパンだけでよかったな。ここの特撰オードブル凄いですよ。これだけで十分です。次回はこれでいいや。といっても立派なお値段ですけどね。

夜は先日のトマトソースで茄子とチョリソーを使ってパスタを作り、ベビーリーフのサラダをバルサミコのドレッシングでと家で食事。当たり前ですよ。貧乏貧乏。。。。

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by gota-de-fericidad | 2007-08-18 22:13
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