Artesano de Circulos Concentricos

【映】レディ・チャタレィ

そうです、あのチャタレイ裁判で、猥褻か芸術かと物議を醸した、チャタレイ夫人の恋人のリメイク。官能シーンも女性の視点で描かれていて美しく、押さえ込まれたものでした。
音楽や風景によってその時々のチャタレィの心の動きやこれから迫り来る未来の、幸せなはたまた不穏な空気が描き出されている。音響って本当に大切なのですね。
半身不随の夫に仕え、大きなお屋敷の中でよき妻として貞淑な女性として過ごす。チャタレィにはまるで生きる屍のような孤独な生活。女性としての悦びも味わうことなく・・・・
そんな中、お屋敷お抱えの猟番パーキンに出会う。そのまぶしいほどの肉体にどぎまぎしてしまうわけです。そして何かを予感するのですねぇ。
本当の愛を知り、階級やお金なんていうものはそれほどの価値もないことに気づき始めるチャタレィ。どんどんパーキンにのめり込んでいく。そして前妻との間に悲しいほどの裏切りを味わい孤独に生きるパーキンにとっても、人間として気高いものをもつパーキンの人格を見抜いたそして認めてくれたチャタレィにどんどん心惹かれていく。

パーキンとの体のふれあいの中で、チャタレィの性に対するまだ未熟な最初の段階からだんだん解き放たれ、二人で愉しみ、解放されていく様は女性としての可愛ささえも感じる。

ただ解き放たれた心、自由であることの喜び、愛を知ったことの悦びを表現した、全裸で雨雫を一身に浴び林の中を両手を挙げ嬌声をあげながら、走り回る姿はNagieには陳腐なものに映った。
もう少し違う表現の仕方はなかったか。しかも全裸に革靴・・・滑稽としかいいようがない。
こんな風に思ったのはわたしだけかしら?このシーンさえなければ意外に高尚な文学性の高いものだと思ったのに・・・
この小説、当時の翻訳本は問題となる部分は削除されての発売となりましたが現在は当時の翻訳者の伊藤なんとかさんの息子さんが全訳本として修正して発売されているのだとか・・・
読んでみたいですね。当時はどの程度の表現が有罪という重い判決を受けざるおえなかったのか。たぶん、今となっては、えっ?これが?って思うのじゃないですかね


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by gota-de-fericidad | 2007-11-26 14:48
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