Artesano de Circulos Concentricos

【映】ここに幸あり

大臣として忙しく日々を過ごしていたヴァンサン・・・ある日突然、辞任に追い込まれた。さて明日からどうする・・・名誉もお金もなくなった男に見切りをつけてさっさと出て行く恋人。
元妻のところに潜り込もうとしたけどあっ気なく追い出される。向かった先はかつて住んでいたアパート。なんと難民どもに占拠されていた。でもそこで昔懐かしい友たちと再会する。そして何故か次々と手を差し出してくれる素敵な女性たち・・・・もてるんです、ヴァンサンは。
忙しく立ち働いていた時にはなかった自由を手にし、心和む友たちと酒を飲む。はじめて人生の豊かさを心で感じたのですね。お金では買えない豊かさ。
この映画、『誰かの友人であることを喜んだり、その誰かと幸せな時間を過ごしたりすること』が人生を豊かにするのだと語り続けてきます。
ここに登場する母親役を演じているのはなんと男優さんなんです。しかもカンヌの審査員なんかも務めてしまうほどの名優さんなんだとか、いい味だしてますよ。

この映画を観ていてつくづく感じたのは、人が私を楽しく、豊かにし、そして優しい心を引き出してくれているんだなぁと。私はお仕事上でもお稽古でも日々たくさんの方々とお目にかかる。そしていつも楽しい方と出会うたびにみんなに紹介したいとにんまり笑ってしまう。
そんな意味合いもあって時折、パーティなんかを企画している。あの人とあの人がお話したらとてつもなく面白いアイデアが湧き出てきそうだとか、こちらとこちらを会わせたら、もしかしたらお仕事のお話に発展しそうだなぁとか・・・Nagieはみんなの中継点になれたらよいなといつも考えています。(グルーマンって感じかな?)そしてそういうチャンスの場を企画しみんなの賑やかで楽しく笑う様子を見て、幸せな瞬間を味わい、Nagieのエネルギーの源となる。偽善でもなんでもなく。
まぁ、時にははじの方でちんまりと内輪で固まってしまうこともあるんですけどね・・・そんな様子を見るのはちょっと辛いですが、でもその場を楽しんでくれていたらそれでよしとしています。

今年も素敵な友に出会うべく精進し、みんなの笑顔のために頑張っていきたい。

この映画を観て久しぶりになんだか乾杯したくなりました。帰りに珍しくシャンパンを買ってきて、今、お料理し、お鍋のコトコトという音を聞きながらシャンパン片手にこのブログを書いています。そしてちょっとおつまみにチーズの燻製・・・この燻製は実家の患者さんが作ってくださいます。Nagieが本当にこつぶ(今でもですが・・・)だった頃からの知り合いで、今、彼は解決不明の難病を患っています。お昼間に日に当たると皮膚が硬くなってしまうんです、そしてとても疲れるんだとか・・・何もやる気のおきない、生気のない彼を見るにはとても辛く、何かないかと思案していました。そうだ、彼の得意の燻製を作ってもらおうと思い立ったのです。これなら家の中でも出来ます。○○さんが作る燻製美味しいからまた食べたいわぁと言ってみたのです。すると何週間か過ぎた頃、ふらっと診療所に立ち寄ってチーズの燻製を届けてくれました。涙が出るくらい嬉しかった。それ以降、時々こうして届けてくれるのです。
思いのたくさん詰まったこのチーズの燻製、人は美味しいともまずいともいうでしょう。でもNagieにとっては最高の味です。ばくばく食べちゃいますよん。
とても幸せな気分です。



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by gota-de-fericidad | 2008-01-02 21:39
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