Artesano de Circulos Concentricos

【映】LUST、CAUTION / 色・戒

主演はトニー・レオンそしてこの映画のオーディションで1万人の中から選ばれた台湾の新人女優、湯唯(タン・ウェイ)、監督はアン・リー。アン・リーと言えばグリーンデスティニーが有名でしょうがNagieはなんといっても前作のブロークバックマウンテン、男性同士の切ない愛を描いた映画。この映画で主演を務めたヒース・レジャーが先月突然なくなったことでもまたまた話題になりました。
思った以上に年齢層が高く、意外にも男性のお客さんが多いのにびっくりでした、前作の影響でしょうかねぇ?

舞台は香港~上海。日本占領下にあって、香港の大学に通う女子学生ワンは、ある反日運動家のクァンが主宰である演劇集団に入ったことをきっかけにその同志となる。女スパイに仕立て上げられ、日本軍の傀儡である特殊機関の大物、イーの暗殺を企てる。この時は予想に反した、イーの早々の上海への帰国によって計画は頓挫してしまう。
3年後、再会したクァンはまだイーを追い、反日運動を推し進めていた。そしてまた一緒に活動しようとワンを説得する。再び、スパイとなってイーに接近するが・・・彼女の心にはいつしか予期せぬ想いが・・・そして揺れ動く。

この映画、激しい熱情シーンがあり、それでも話題になっているのですが悦楽的な単純なシーンではなくて、このシーンによって二人の心が映し出されているのです。
刹那的で、自虐的で、愛すれば愛するほど壊れ傷ついていく。どうしてそんなにまで・・・
Nagieは激しい、そのシーンに、悲しみで胸が一杯になってしまった。その想いは映画のラストシーンまでずーっと尾を引いた。
また上流階級の夫人の間で繰り広げられる麻雀シーンも見物で、この麻雀シーンが要所要所で出てくるところをみると、このシーンの中に何か、監督が示唆するものがあるのでしょうね。
そしてキーワードは指輪・・・・これもとても大切なツールとして使われていました。

途中、シーンにダレがきて陳腐に思えたところもあったけど、、とてもよい映画でした。

この映画での、トニー・レオンは今までにない役ですよ。さぞや苦労したのではないでしょうか?
無表情で冷徹で、そして破壊的な男、でも本当の姿は、傷つきやすい人生に疲れた男(かな?)。
監督からは、今までの作品のようなどこか陰のある、傷つきやすい優しい男ではない、全く違う印象でと言われたそうですが、最終的にはやっぱり、今までのトニー・レオンでした。
ほんと好きですねぇ。花様年華、インファナル・アフェア・・・そしてなんといっても、レスリー・チャンとの作品、ブエノスアイレス、これはNagieの大好きな香港映画を挙げてと言われれば、必ずや登場するでしょう。あー、また観たくなった。

この悪天候の中、場内満席だった。全国ロードショーとしてコマーシャルまでしていた影響ですかね。正直、単館上映系のマニアっぽい作品だと思っていただけに叔母1号とも、この映画が全国ロードショーとしてコマーシャルされたことは正直がっかりだよねぇと話していたほど。やっぱり、監督がアン・リーだからですかね。

そうそう、この映画のタイトル、英語と中国語とでは間の点が違っています(、と・)。これにも意味があるんですよ。  


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by gota-de-fericidad | 2008-02-03 18:17
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