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Artesano de Circulos Concentricos

GIBIER du MARI

東京文化会館小ホールで開かれているイベント、大友直人プロデュース・POPULAR WEEK。CHAGEとか一青窈なんかも出ていました。一青窈は行きたかったなぁ。彼女の詩の世界が大好きだから。

本日最終日、行ってまいりました。Nagieは夏木マリ様の大ファンでございます。TVや映画で活躍しているマリ様には殆ど興味がございません。歌です、歌・・・舞台パフォーマンス。
舞台といえば、彼女のライフワークだった印象派ですよねぇ。あれは感動しますよね。彼女の独特の世界観、美意識で作り上げられる舞台は一種独特の世界に、夜の波に連れ去られていくようにのみこまれていく。

本日の舞台は、マリさまのフランス婚のお相手・斉藤ノブさんがプロデュースしていることもあって、パーカッションがとても楽しめる構成になっていた。
大分前に、木場で、騎馬オペラというのがあって母と行った時に、偶然このお二人にお会いし、マリさまの大ファンである私は、母の背中を押す手に押されて、写真をお願いしたのです。その時撮影してくださったのが、ノブさんでした。
この方がこのように有名な方とも知らず・・・友人・萬さま曰く、日本のパーカッショニストの第一人者なのだとか。今日、実感いたしましたよ、凄い。打楽器って人間の心、魂として本来皆が持っている何かを揺さぶりますよね。
勿論他の楽器もそうだけど、リズムを体一杯で受け止めるみたいな。自然に体が、頭が揺れる。

軽い演奏をまじえながらメンバーが順番で紹介され、最後にマリ様が出てきた。その瞬間、やはり独特の世界になった。凄いねぇ、彼女の持つパワーって。
Nagieの目にはそれまで色々見えていたのに、彼女が登場した瞬間、夜の、いやらしいほどに肌に纏わりつく暗闇に、ポッとそこだけ、灯りが灯る。本当に一瞬だけど、彼女以外何も見えなくなった。それまで前の人の頭とか、いちいち演奏途中に頭を寄せて話し、ちぇっ、視界が遮られるよなんて心の中で呟いていたのに・・・・どういうことか。何か持ってるね。

歌を聴きながら、ファッションチェックにも余念がないNagie・・・なんと彼女の首に巻かれたネックレスが、次回の彫金で作りたいと思っていたものでした。しかも、それエルメスでした。
そしてNagieはエルメスのそれを見て、首に巻くことを発想したのです。本来は首には巻かないと思います。
この、偶然・・・発想が一緒だったことだけでも感動ものでした。ちょっとした自慢です。
だってだってだってですよ。あのマリ様と発想が一緒ってだけで死にそうですもの。
あー、早く今の出来上がらないかなぁ。

最近、ずーっと体調が悪かったりして気分もどんより気味なだけに、ほんの少しスカッとした。

まだマリ様のパフォーマンスを観たことがないという貴方・・・是非お奨めしますよ。彼女の美意識の高さ、頭の良さは、刺激になりますよ。


by gota-de-fericidad | 2008-03-05 22:33
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