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Artesano de Circulos Concentricos

【映】フィクサー

NY最大の法律事務所に所属しながら決して表舞台に立つことはない、フィクサー:もみ消し屋マイケル。華々しい人生から一転、人生の行き詰まりを感じ悲哀に満ちた背中に、微笑みには、斜陽を迎え始めた男独特の哀しみを湛える。
ジョージクルーニーっていつも人生の成功者、ノリがよくてお気楽に生きるみたいな役が良いのかと思っていた。(グッドラック・グッドナイトとか観てないからなぁ、イメージが湧きにくい)
訴訟国家アメリカの法律の矛盾・・・訴訟が頻発する反面、裏ではそれをうまい具合に無きものにしちゃおうとする矛盾、そんな法律の(?)盲点を突いた社会派サスペンス。

3000億円にものぼる薬害訴訟。その担当を引き受けていたアーサーはある日、製薬会社がひた隠す事実を知ってしまい、良心な呵責に苛まれ、事実を暴露し、原告団に有利なように動こうとし始めた。フィクサーであるマイケルはそれをどうにか抑えるように事務所から依頼され調査を始めた矢先、アーサーが突然の事故で亡くなってしまう。それに疑問を抱いたマイケルも独自に調査を始めた。そしていつしか黒い舞台にのみこまれていく。

映画のスタートの場面が最後の場面に結びつくように出来上がっていてそれが物語を上手に複雑にしている。最後にあーなるほどこういう展開ねと。

普段、この手の映画をあまり観ないNagieですが前回の大いなる陰謀と今回、連続技は珍しい。前回の作品は大いなる疑問という題名に代えてもいいのじゃないかと思ったくらい、拍子抜けしましたが今回は前作よりもかなり楽しめました。ただもう一歩、踏み込んで欲しいんですよねぇ。なにがってわけじゃないんだけど、んー、皮膚感覚以上にはならないっていうか・・・
映画は基本、娯楽ですからこれがいいのでしょうねぇ。

明日は武道館だぞ。初めて行きます。チック・コリア&上原ひろみ・・・楽しみです。
帰りには時間が合ったら飯田橋お気に入りうどん屋によって来たいなぁ。

あーーーーー、グラタン食べたい(なんで急に?)


by gota-de-fericidad | 2008-04-29 20:30
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