Artesano de Circulos Concentricos

【映】美しすぎる母

実話に基づいて作られた映画。衝撃の話題作?親子の歪んだ愛・・・
貧しい生まれのバーバラは大富豪の許に嫁ぎ、一人息子のトニーを授かり幸せな生活を送っていた。そんなある日、突然夫が他の女のもとに・・・捨てられてしまったのです。
フランス、スペイン、イタリア、イギリスと様々な国を転々としながら暮らす中、バーバラは無くしてしまった愛を得ようと躍起になる。その愛は息子であるトニーにも向けられた。

歪んだ愛情の中で育ったトニーは一風変わった人格を形成し、彼の愛は女性そして同性へも向けられていた。そして物語の結末はいかに・・・。

実際、近親相姦があったのかなかったのか・・・その部分はなぞに包まれているのですがトニー自身はあったと語っていると何かで読んだなぁ。

もう少し深く切り込んだ心理描写を盛り込んでほしいと思いましたが映画自体興味深いものでしたが、なんといってもジュリアン・ムーアの着ていた衣装がどれもこれも素晴らしい。これだけを見に行ってもいいのじゃないかと思うほど。

この映画の監督、トム・ケイリン。奇才・・・有名なのはやはり実話を基にして作られた、同性愛のカップルが引き起こした犯罪を描いた『恍惚』ではないでしょうかね。きっとこの手の物が好きなんでしょうね。
どこか歪んだ社会、家庭・・・

どこかで見聞きしたことのあるような・・・具体的にはなんともいえませんが今の日本の社会にも通じるものがないか・・・
むしゃくしゃするとか、自分の希望通りにことが運ばないとか、取るに足らないなんでもない理由で人を殺めてしまう人間がものの見事に増えた。
核家族、孤食(立)化によって家族の像が崩れてしまった。家族って社会生活におけるコミュニケーションのとり方を教えていく、学んでいく場でもあるわけで。子供たちは食卓を囲んでおじいちゃんや親たちと話す中で序列を学び、弁えを身につける。そして実際の社会の中に旅立っていくわけですよね。

ただの映画といってしまえばそれだけかもしれないけれど、こういう中でも何かを学ばなきゃいけない時代に来ているのかもしれない・・・ふとそんなことを思うNagieでした。



[PR]

by gota-de-fericidad | 2008-06-12 16:00
<< また私の胃が・・・・ 【映】シークレット・サンシャイン >>