Artesano de Circulos Concentricos | |||||
彫金も一段落して先が見えてきたので本日久しぶりに映画に行ってきました。ずーっと観たかった映画。ダニエル・オートゥイユ主演。ダニエルといえば、色々あるけどやはり『あるいは裏切りという名の犬』が好きです。 フランソワは、傲慢で独りよがりのこちこちの拝金主義で信用できる物はお金みたいな男。 『君の葬式には誰も行かない』という一言から10日後に親友を連れてくると賭けをしてしまう。 思い起こしてみれば、友人と呼べる人間がいず、人付き合いも仕事がらみの人間ばかり。 周りで楽しそうに談笑する人たちにどうやって友達になったのかなんて頓珍漢な質問をぶつけてしまう。 途方にくれるフランソワに、手を差し伸べてくれたのはクイズ番組に出ることを夢見ているタクシー運転手のブリュノ。あれやこれやとアドバイスを与える。 そんな彼の優しさも水の泡になってしまうほどにフランソワは彼の言うことを全く違う方向で理解してしまう。すべてが、笑顔も優しい言葉も自然に心から出たものじゃなくて作られたものばかり。突然入ったカフェでいきなりカウンターにいるお客にコーヒーをご馳走しちゃうとか・・・・ 見ず知らずの人に突然ご馳走されてもねぇ、気持ち悪いですよねぇ。 さてさてこの二人の友情の結末はどうなることでしょう。 この作品、名匠パトリス・ルコント。彼の作品では『橋の上の娘』『列車に乗った男』『親密すぎるうちあけ話』などなど・・・ 今まで観た彼の作品と違って今回の作品はちょっとコミカルなテイストも含まれていて時々会場のあちらこちらからクスクスと笑い声が漏れ聞こえる。 でも彼の作品では列車に乗った男もそうですが男の友情をテーマにしたものも目に付きます。 彼の永遠のテーマなのかもしれませんね。 この映画、内容も楽しかったですがTシャツやエコバッグも販売されていて凄く可愛いのです。 ちょっと迷っちゃいましたが無駄遣いしないようにと我慢して帰ってきたNagieでしたよ。 そして今日は彫金の後知人が制作に関わっているALMOAという方々のCDリリースライブパーティーに行ってきました。 ボーカルの原田夏実さんは幼少期より両親が奏でる能にインスパイアされる。小学生の頃よりThe BEATLESの世界を楽しみ13歳の時にSTIVE WONDERに出会って以来SOUL MUSICに恋い焦がれる。17歳からボイストレーニングをはじめ19歳の時に本場のゴスペルを肌で感じる為シアトルに留学する。帰国後、ゴスペルクワイヤーでソリストを務め福岡市内のクラブ等でライブ活動を行う、という可愛らしい女性。 正直、能との関係はどこに表現されていたのかは分かりませんでしたが五感ってことが大切なんだと感じてきました。 私の知人は元某有名メゾンのチーフデザイナー、現在はご自身でブランドを立ち上げ、更に舞台などの衣装も手がけるなど精力的に活動されている方。滅多にあえませんが、時々お目にかかって色んなお話をさせていただくとアグレッシブな彼のマインドに触発されます。 残念ながら今日はNagieもさっさと引き上げてきてしまったので会えず仕舞いでしたがとてものんびりした時間を過ごすことができました。 しかししかししかーーーし、今日Nagieの隣に座っていた茶髪の不潔そうな男性の着物の着崩れがあまりにも下品極まりなく無性に腹が立ちました。 浴衣じゃないんだから胸元はだけて着るなよ、しかも夜の薄暗い中でのイベントだというのにドルガバのラインストーンが付いたサングラス・・・アホじゃね。 こいつがいなかったらもう少し長居したかも・・・・(さすがにそれはないか)
by gota-de-fericidad
| 2008-07-20 22:47
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