Artesano de Circulos Concentricos | |||||
一ヶ月くらい前にまとめ買いした本たち。そろそろ埃がですよ・・・・Nagieちゃん。 はい。 大好きな作家さんです。帚木 蓬生、ははきぎほうせいと読みます。お医者さんでもあるので医療サスペンスも多く書いています。恐らく殆どの物を読んでいると思います。この本はエンブリオという本、九州の小さな海岸の町、贅沢な施設と高度な医療で知られるサンビーチ病院。「神の手」と慕われる院長の産婦人科医、岸川卓也のもう一つの顔。男性の妊娠、人工子宮、胎児からの臓器移植…。生殖医療の無法地帯に君臨する医師の狂気の華がひらくとき。生命の尊厳と人間の未来を揺るがす書き下ろし長編小説、この続編ということになるのでしょうか。 この他、彼の作品では賞の棺、みたびの海峡、逃亡、国銅、薔薇窓・・・・本当によいです。是非。 作家の余華は、活きるというコン・リー主演、チャン・イーモウ監督の映画で有名。この活きるも涙を誘うものの逞しい映画でした。血のつながらない兄弟の強い絆と運命を中心に据えて、中国の共産主義の夢と残酷さに満ちた文革時代から、金にまみれた改革開放後の現代という激動の40年を描ききった大河小説は、ブラックユーモアの利いたスピード感のある文体で読みやすい作品。 要所で出てくる庶民の日本に対する複雑な思いも読みどころ、だそうです。やっと手をつけ始めましたが中々面白いです。ただちょっと翻訳が硬いかなぁ・・・・外国物て翻訳者によって大分変わっちゃいますよねぇ。 こちらも大好きな作家さんです。平成の三島由紀夫と称されることしばしばですね。去年でしたか、悲しいかな素敵なモデル女史とご結婚されましたね。何が悲しいのだか・・・阿呆じゃないかNagieは? 今の時代を反映してか?連続殺人事件を描いた本。早く読みたい。 彼の作品で他に何か上げるとするならば・・・・・デビュー作の日蝕、滴り落ちる時計たちの波紋とか、高瀬川、顔のない裸体たち、エッセイ集も何気で面白いし、Nagieが時々お邪魔させていただいてる音ゼミの小川さんとのジャズトークエッセイもよい。まだまだ読んでいない本がたくさんあるなぁ。彼の本は、言葉も文字もちょっと難しくて時に(いつもかも?)辞書が必要。こういうのもよいと思うんですよねぇ。 そしてこちら、この方を知らないという人はいないのじゃないでしょうか?Nagieが今一番読みたい本ですが読みかけがあるので我慢しています。 先日、患者さんと雑談。この手の事件の話をしていて、更生、償いって何かみたいな・・・それに合わせて以前読んだ本でかなりずんときた本がありましたって患者さんに言ったのです、本の題名も添えて(あやふやだったのですがこんな題名じゃなかったかという程度に)。しかし後から確認したら、Nagieの言った言葉はこれっぽっちも入っていなかった。酷すぎる記憶力。『心にナイフをしのばせて』が正解でした。実話ですよ。 当分、本屋には行きませんよ。また買っちゃうものねぇ。あの空間てお財布の紐を緩くしますよねぇ。小説、雑誌・・・・なんでも。
by gota-de-fericidad
| 2008-09-01 22:06
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