Artesano de Circulos Concentricos

【映】パコと魔法の絵本

下妻物語や嫌われ松子の一生で知られる中島哲也監督の最新作。
子供も楽しめるファンタジー。確かに映像はね。ストーリーは意外にシニカルな部分もあって大人かも。

舞台はとある病院、入院患者はそれぞれにひと癖ふた癖ありそうな何かを抱えた輩ばかり。
そんな中に、一輪の可憐な花が咲く。少女の名はパコ。一日しか記憶が持たないという。だから今日この日のことしか覚えていられず明日にはすっきりさっぱり。

一代で巨額の富を得た、傲慢で高慢ちきなじじぃ、大貫。人を寄せ付けず何に対しても文句ばかり。自分のことしか信じない。そんなじじぃがパコと出会う。
その日のことしか覚えていないパコ・・・自分のことを毎日忘れることがとても気に入り絵本を読んだりしてかまうがその内に自分の心に変化が現れたことを感じ始める。何かパコの為にしてあげたい。
そして入院患者とともにパコの為に劇をする。パコの心に何かを残したくて。

俳優陣がこれでもかというほどに扮装するのですがそれにびっくり、上川隆也がこんな役を演じるんだぁと感心したかと思えばえー、この人小池栄子なのぉぉぉぉ。全くわからなかった、ないスバディで気づいたくらい。

しかも演技がとてもストレート。舞台みたい。監督自身のコメントにもリアルさは求めていないと断言していました。なるほど、確かにこの扮装でリアルに演技されてもかなりおかしいな。

Nagieは映画やTVは結局演技、まやかしの世界だと思っている。そして観る者はそれを受け入れている。
そういう意味ではキムタクの演技とかって好きじゃないんですよねぇ。彼の演技をうまいという人もいるが・・・リアルの方向性が違うっていうか、リアルといっても演技であって欲しいっていうか。
日常の私たちのしぐさや心を再現することが演技っていうんじゃなくて・・・あぁ、もどかしい、説明できない。

しかし中島監督、50歳に手が届くというのにこの極彩色溢れた映像には惚れ惚れするし、彼の感覚の若さに驚く。頭の中はどうなっているのかしら?

確か年内にもう一本封切になるはず・・・しかも原作が奥田英朗ですから面白いでしょうえぇ。
楽しみだなぁ。





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by gota-de-fericidad | 2008-09-18 10:47
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