Artesano de Circulos Concentricos

【映】マルセイユの決着(おとしまえ)

主演はフランスの名優、ダニエル・オートゥイユ・・・そうです、Nagieがいつも鼻が心配って思うほど高くて大きい、あの俳優さんです。
フィルムノワール・・・虚無的・悲観的・退廃的な犯罪映画。
1960年代、ある夜10年前に投獄されたギャング、ギュが脱獄した。昔の仲間たちに会うためにパリに向かってみたものの時代は変わっていた。国外脱出を図るギュにとって必要な物はお金、しかも大金でなくてはならない。そんな彼に大きな仕事が入ってくる。最後の大仕事をやり遂げようとする彼を執拗に追い続ける刑事ブロの狡猾な罠にはまり、首謀者である男の名を口にしてしまった。
裏切りの汚名を着せられたギュは自分でそのおとしまえをつけるべく行動を開始する。

典型的なギャング映画。昔かたぎのギャングの形、ソフト帽に、きちんと着こなされたスーツそしてトレンチコートを頑なに守る。
さすがフランス映画ですよ。一大事の時でさえ、がさつに食事をしない。テーブルを整え、洋服も着替える。アメリカ映画では考えにくいかも。しかも台詞の一つ一つが粋、エスプリがきいているんですよ。
逆にこの粋が完全なるギャング映画にしていないかもしれません。それにダニエル・オートゥイユ自体がギャング映画に向いているとは思えないんですよねぇ・・・あの優しげな顔立ちには威圧感がない。(まぁ、この映画に関しては厳しさよりも男の悲哀みたいなものが出ていた方がいいわけなんだけど)しかも体に無理がある・・・しまってないから走る姿が苦しく見える。(そうかぁ、これもこの映画ではいいのかもね、もう君の時代は終わっているんだよってことを感じさせる為にね)それは裏切りという名の犬の映画でも感じました。
Nagieは彼は『メルシィ!人生』とか最近では画家と庭師とカンパーニュみたいな映画のほうがあっているんじゃないかと。
それ以前にフランス映画でマフィアものってところにどうかと思ってしまう。愛や芸術の中での虚無的・悲観的・退廃的な映画っていうのがよいような。

なんにしてもフランスらしい綺麗なギャング映画でした。チャンチャン





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by gota-de-fericidad | 2009-01-04 10:08
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