Artesano de Circulos Concentricos | |||||
シカゴの暗黒街で悪名高き最も有名な日本人、ケン・エトー・・・人は彼をTokyo Joeと呼ぶ。 とにかく壮絶な人生を歩んでいる。そりゃそうだ、じゃなきゃマフィア、殺し屋になんかなるはずがないんだから。 教育と宗教にのめり込む厳格な父親の元で育つも偏狂的な厳しさに家出をしたのが14歳。そこから天性の才能を発揮していかさま博打で一儲け。そして場所をシカゴに移して黒い世界にどっぷりつかっていた。 そんなある日、ケネディ暗殺事件発生直後に、FBIがマフィアと絡んでいるとしてケンが取調べを受ける。勿論知っているなんて言うはずもない。裏切り=死ですから。 そんなもの信じてもらえるわけもなくケンは暗殺の標的になってしまったのです。ある日、ボスに食事に呼び出された・・・彼らの目的はケンを殺すこと。 3発も頭に銃弾を打ち込まれたというのに、運の強い男っていうのはいるんですよね、生きていたんですよ。 マフィアの世界ですから生きてるってことはあり得ないし赦されないんです。 そして彼は考えた挙句、連邦証人保護プログラムが適用され、17年間連邦証人保護プログラムを受けることにある。そして・・・・ ドキュメント映画、色んな人たちのインタビューを交えての映像はよく撮ったなという感想。今だってマフィアはいるでしょうに。顔出しちゃっていいの?もう過去の話には違いないが。 ケン・エトーの生き方とか立場がいいとか悪いとか(よくないに決まっているわけで堅気な商売の世界がいいに決まっている)そんなことじゃなくて・・・仁義・・・・この言葉には惹かれるものがある。はて本当はどんな意味なのかと辞書を開いてみた。 儒教で道徳の根本とする、仁と義。人が踏み行うべき道。転じて義理・・・だそうだ。 へぇ、任侠映画でしか聞かない、目にしない言葉でしたが本当はこんなに崇高な言葉だったのですね。 でもね、この映画を観ていてやはりNagieは仁義を感じました。たまたまこの世界だっただけの話。今じゃどの世界にも仁義なんてありゃしない。・こっちのほうが始末に終えないんじゃないか?
by gota-de-fericidad
| 2009-01-04 22:00
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