Artesano de Circulos Concentricos

【映】悲夢

鬼才・奇才キム・ギドク監督の最新作。オダギリジョー主演の映画。
深夜ジン(オダギリジョー)は別れた恋人を追って車を走らせる。曲がり角から急に発進してきた車に衝突してしまう。パニックに陥りながらも恋人を見失なうことを恐れて車を走らせる、そしてすんでのところで人を轢いてしまいそうになる、夢から覚めた。あまりにも生々しい夢。
その瞬間、外でサイレンの音が・・・・そのあとをついていくと今自分が見た夢と同じ状況が目の前に繰り広げられていた。
犯人として逮捕されたラン(イ・ナヨン)には身に覚えのないこと。ジンの見た夢に呼応してランが行動を起こしてしまう夢遊病。そして彼女が会いに行くのは別れた男。
別れた彼女を忘れられない男と別れた男を憎む女。

お互いの眠りを見張りながら夜を過ごす。そしていつしか静かに愛し合う。
でもジンのみた夢で起こしてしまう行動は憎くて堪らない男に会いにゆき体を重ねてしまう。
そしてジンにどうして別れた女をそんなに思うのかと激しく罵る。もう会いに行かないでと。そりゃそうです、その度にランは憎い男の腕の中になんですから。

キーワードは白黒同色、蝶。。。。。

とにかく切ない悲しい物語。結末は・・・形が違えども幸福なのかもしれない、いろんな形があっていい。

キム・ギドク・・・普通の映画を撮るはずもない。この映画、セリフがね、イ・ナヨンは韓国語、オダギリジョーは日本語なの。でも全く違和感がありません。人の脳はどんな風にこれを受け止めているのでしょうか?
そしていままでの映画では見られることのない様々なオダギリジョーの表情が面白い。日本映画じゃ絶対ないだろうなぁ。オダギリくん、美しい顔だもんなぁ。

久しぶりに韓国の伝統的な街並みでの撮影でした。『春夏秋冬そして春』以来じゃないかな。
結構現代的なイケてるカタカナ職業(クリエイティブな)で最先端のマンションに住むみたいな設定が多いものね。
そんなところも素敵でした。

どうやらキム・ギドク・・・若手監督の発掘とサポートを手がけていく模様。そうですよねぇ、この手の映画を撮るにも発想やら手法に限界があるわよねぇ。個性とクセが強いから偏ってしまいがちだしね。作品数からしたらそろそろバックアップ的な立場で動いていくのも新しいキム・ギドクの表現方法かもしれません。
第一弾がすでに上がっていて公開を待つばかり、楽しみだなぁ。

閑話休題

喫茶店でお茶を飲んでいましたら隣のご婦人がこんなことを
「レシートや領収書を確認しない国の一番は日本だって、外国の方は接待の席でもレシートを見ながら一品づつ照合したりしてるわよね、日本人はかっこつけしいだからできないのね、きっと」
これを耳にしたNagie、はぁぁぁぁぁ?ちっげぇだろ。日本人の持つ奥ゆかしさというか相手に対する思いやりだったり気遣いだろっ。肩を鷲掴みして思いっきり揺らして言ってやりたかったです。
先日TVを観ていたら、発泡スチロールに種を植えて壁に立てかけ、根っこはあいた穴から垂れ下がったむき出し状態、人口の光で時間になったら水がシャワーのように出てきて栽培された野菜が映し出されていた。
食の安全ということで。それを見た街の主婦、安心ですねぇだってさ、土も使わずできた野菜のどこが安全なんだよ。あの霧のように出てきたシャワーには薬品(栄養剤とか)が混入されてるんじゃないかと思わんか・・・君たちは。
家の中の鉢植えだってたまに陽に当てないと瘠せてくだろ。
試食したアナウンサーは何も思わなかったか・・・歯ごたえが柔らかいですねぇだってさ、そりゃそうだよ、土からできたものじゃないんだから土や太陽の自然のエネルギーがないんだから強く逞しい野菜になるはずないのよ。そんなの食べたくない。
あー、やだやだ。




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by gota-de-fericidad | 2009-02-15 22:10
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