Artesano de Circulos Concentricos | |||||
Nagieにとっての韓国映画界の巨匠の一人、キム・ギドク、彼の元で助監督を務めたチャン・フン。 原案脚本にキム・ギドク本人も携わる。 篤くなり易い映画俳優スタ。彼は主演映画の撮影で本気になり過ぎてあいて俳優に怪我をさせてしまい共演を拒まれている。撮影の再開ができずに困っていたところにちょっとしたきっかけで映画好きで、過去に一度だけ映画に出たこともあるというヤクザ、ガンペと知り合い、彼に共演を依頼する。 格闘シーンを本気のガチンコ勝負をするとう条件で承諾する。 さすがキム・ギドクのもとで学んだだけあります。この二人・・・陰と陽・・・・衣装も白と黒。 オダギリ・ジョー主演の悲夢でもこの陰と陽は描かれていましたね。この辺がやはり弟子ですよね。 俳優はより本物らしいヤクザになるし、ガンペは本物に近いリアルな演技をする・・・ 映画の撮影が終わったと・・・・二人はリアルな世界に戻っていく。 ヤクザ役の俳優は、普通の俳優に、ガンペは本当のヤクザの世界に・・・・悲しみを漂わせながら・・・・ 結局その世界が自分の居場所なんだ。 最後の泥沼での格闘シーンは見物でした。 キム・ギドクよりもエンターテイメント性のより強い作品で一般受けはいいでしょうね。Nagieは韓国の俳優さんはよくわからないのですが(好きな俳優さんは日本ではあまり人気があるほうではないからなぁ)きっと有名な人達なのでしょうが、韓流ファンの50代のおば様方がたくさんいらっしゃいました。 キム・ギドクが直接ではないにしてっも関わった映画でこんなに普通の人たちが(?)たくさんいたのは初めててみました。ちょっと引いちゃったなぁ。 確かにかっこええ男子二人だったものねぇ。前の回を観終わってでて来たおばちゃまが、〇〇(出演俳優の名前)の顔があんなになっちゃうなんて可哀想って愚痴っていました。 いやっ、おばちゃん、作品だから・・・あれがいいんじゃない。あれがこの映画の世界観じゃないか・・・理解しようよ。 閑話休題 最近買った雑誌に出ていた素晴らしい文。 『私はお皿の中でも、グラスの中でも、話しかけてくるものしか食べません。なぜなら味覚はすべての感覚が刺激を受けて作動するものだから。そういった刺激を与えるのは、産業が作り出した食品でなく、土地の言葉をしゃべる食材、土地の個性の表れた食材です。素材が語るものを食べることで五感が刺激され、記憶に残る。食べ物とコミュニケーションが生まれ、言葉の豊かさが培われます。一方、無言の食べ物は語彙を貧しくします』 同感。
by gota-de-fericidad
| 2009-04-07 22:32
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