Artesano de Circulos Concentricos

【映】イメルダ

3000足の靴を持つ…あのイメルダ夫人。
マルコス・フィリピン元大統領夫人。


80歳になるんですね。映画が作られたのはいつか…いずれにしてもそう古い映画でないから、映像で見る彼女は嘘のように若く美しい。

この映画は全編、イメルダ夫人とその友人や政治的関係者によるインタビューにより構成されていますが、マルコス大統領時代に独裁的に政治を動かし巨額の富を不正に得たという事実をそれがいかに美しい国を創るために必要であったかが彼女の口から語られる。
それがサラッと、日々の日常のように…

貧困に喘ぐ人々がたくさんいる中で、彼らを救う手だては美と文化であると説く。
確かに一理あるとは思うけど、それは生活が最低条件整った後でいう言葉ですよね。
貧しさから脱却したからこそ、次に必要なものは教育(教養)と文化。
んー、貧困からの脱却はまずは労働と教育か…


一個人でもそう。お金だけ身に付いても教養や文化のない人は傲慢な高慢ちきな人間になってしまうわねぇ。

イメルダ夫人は様々な文化施設を作ったそうですが最終的に夫人の心の中に海外にある著名な文化施設との競争を産み出してしまったと映画では語られていました。

しかしこの映画を観ていると彼女の聡明さには驚かされるし、美に対するオリジナリティー溢れる哲学にはちょいと惹かれるものがあるし、結局は彼女は名門ロムアルデス家の出身、この世に産み落とされた時から貧しさとは縁がなく、代わりに常に美や文化が溢れた日常があっただけの話…。

そうただそれだけ…責めようがない。


これだけの不正を働き、現在でも150件が係争中なんだそうです。

にも関わらず、いまだ市民に影響力を持つイメルダ夫人。

ある意味素晴らしいとNagieは素直に思うし、このような政治的なことを抜きにしたならば(抜きにしなくても)一度お話ししてみたくなる魅力がある。
自分の何が悪いのか…自分の発言の影響力も気にせず発言する、この唯我独尊ぶりは結構好きです。

そう出来ませんよ。やはり気にしちゃうし、周りに与えるであろう影響を無意識に計算して発言を控えたり、婉曲的に表現してみたり、挙句は嘘も方便…


凄いなぁ。

誤字失言の多かったどこぞの国の元首相(まだ在任中かな?)もここまでいったら凄いのに。


イメルダという一人の女性について掘り下げた中々の映画でした。

そしてNagieはもっと掘り下げてみたくなりました。

中々みることができない影の部分を知りたいと思った。はて彼女に翳ってあるのかな?
逆境にも気付かないであろう彼女に。

子供の頃、入退院を繰り返しあまり学校に行けなかったNagie。小学校の時苛められていましたが全く気付かなかった。今にして思えばあれは苛めだったんだなぁと思う、それがよかった。
今でもその要素十分、あれっ?嫌味だったのかなと後から気付く、でも気にしない。どうでもいい。。。。

母曰く能天気なんです。

私もイメルダかもしれない。。。。。


おすすめ映画です!



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by gota-de-fericidad | 2009-09-21 16:12
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