Artesano de Circulos Concentricos

【映】空気人形

公開から結構時間が経っている作品ですが珍しくのんびりモードで行って参りました。
当初気にはなっていても観る予定ではありませんでしたが映画の好みの合う叔母1号に、絶対Nagieちゃん好きだから行って来いってメールが届き、ではとなったわけです。

結果、すごく良かったです。

性のはけ口として存在するLove Doll。。。。板尾創路演じる孤独な男の性の代用品としてのぞみはいた。(あった)
そんな人形が突然人間の心を持ち恋をする。

のぞみを演じるのは韓国の女優、ペ・ドゥナ。私の中での印象的な作品は、ポン・ジュノ監督の吠える犬は噛まないとかパク・チュヌク監督の復讐者に憐れみをかな。
ポン・ジュノ作品が多いかも知れませんね。

彼女の素晴らしい演技力でこの映画はかなり良くなっていると思いました。言葉を巧みに話す必要がない人形に韓国スターを起用する是枝監督はさすがです。
返ってたどたどしい感じが凄く馴染んでいました。

彼女が好きな人と歩くシーンで道にできる自分の影が中が空っぽだから光を透過した影になっていました。それを彼にばれないように影が映らないように移動するシーンがとても印象的。

この映画、単純に観てしまえばファンタジーラブストーリー。でもね、空気人形を通してしか恋愛できない男や
食べては吐いてしまう拒食症の女の子、ネット世界でしか恋愛できない若者。。。。などなど現代社会のコミュニケーションが取れなくなっている人たちの孤独がリアルに描かれている。

またところどころに生命というものを考えさせられるシーンも。
のぞみは人形であるが故に死というものを実感することもできないし、また空気を吹き込むことで生き返る。
そしてこのことがベースになって最後思いもしない結末がやってくる。
自分の愛する純一が死というものに直面しているところで必死に空気を送り込もうとするのぞみ・・・
Nagieはこのシーンに残酷さと同時に美しさも感じました。

人は本来空っぽなものだと思う。家族、恋人、友人、社会という関係性の中で空気を吹きこまれていくのだと思う。そうして私たちは曲がりなりにも人として存在している。

そして今、その関係性が崩れ始めているこの社会に対するメッセージ、人って面倒とか恋愛って面倒といってゲームの主人公に恋をする男の子がいるこの時代に対するアンチテーゼ。

さすがにドキュメンタリー作品に定評のある是枝監督さんだけあります。

いい映画でした。
凄く気になったのはどのシーンだったか荒れた部屋に飾られたブライス人形やプチブライスたち、可愛い。
やはりこのお人形。。。サブカル系おたく文化なのかな。

帰りは恵比寿の商店街にある小さな中華や、天童でままさんとご飯。こういうお店好きなんですよねぇ。
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なんーでこんなでかいシイタケ入ってるんじゃ。肉野菜炒め肉抜き、シイタケも抜いてもらおう。

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チンジャオロースご飯。美味い。


内藤選手負けたねぇ。残念。でもねお疲れ様だね。かっこよいよ。好きだなぁ。
亀田弘毅、嬉し泣き、男泣きかぁ。これまた清々しいね。よかった。

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by gota-de-fericidad | 2009-11-29 21:27
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