Artesano de Circulos Concentricos

エマーヴェイユ。。。。

本日、愛するギエム様のコンテンポラリーバレエ。

聖なる怪物たちーシルヴィ・ギエム&アクラム・カーンカンパニー@上野。

少し前、何か(新聞かな)にギエムは今、言葉というものを用いて表現することに興味がありそこに向かっていると書いてありましたが今回の演目で納得しました。
終始無言で通されるはずのバレエにせりふがありそしてそのセリフはとても個人的なもので成り立っていました。物凄く斬新ですがアクラム・カーンにしてみれば彼はクラシックバレエの出身ではないわけだから当たり前の表現方法なんですよね。

ギエムの声を聞いたのは初めてです。諸々に感動。


Nagieが凄く共感し心動かされたのはこの言葉。
émerveillé・・・・驚嘆。それはポジティブに心を動かされること。

口で具体的に表現できないけれども例えば凄く美味しいものに出会えた時の体の中から自然発生的に沸き起こる喜びや嬉しさそして感動。こんな心の様をこう表現していました。

凄くよくわかる。恐らくバレエでも歌でも舞台にはまっている人なら言葉なくても理解されるはずであろう心のあり様。

古典をやりつくしてきたからこそ行き着いたギエムの新しい表現方法は感動的で、恐らく今回が初めてでしょう。その場に居合わせることができた喜び。émerveillé。。。。

チャプターごとに挟まれる極々私的なセリフは思いの外ポエジーだし、この言葉があるが故にコンテンポラリーという難解な世界を物凄くわかりやすいものにしている。
Nagieは何故バレエが好きかと言えばせりふが無いゆえに自分で想像し世界を作り上げることができるから。
せりふがあることでこのNagieの個人的な楽しみであるこの作業が阻まれるわけだけど。

ギエムは何故ここに向かったのでしょうか?

古典を踊っている限り(バレエといってもよいのか)ある決められた枠の中で表現することだけを求められあまり個性的にしてもよくないであろうからそこに自己表現が満足にできないジレンマを感じたのでしょうか。

鍛え抜かれた体は筋肉であろうが芸術となる。

ソロで踊るシーンでの振り付けは台湾の舞踏家によるものらしい。確かに素晴らしい。でも最高に感動的だったのはやはりアクラム・カーンとのデュエット。

彼の腰に足を回してしがみついて上半身だけで踊るその様はどれだけ彼女の体が、背筋が鍛えられているのかを物語るし魂の交歓をしているようで感動的です。

怒り、喜び・・・・こんなにも激しくそして直截に、時にコケティッシュに表現されたギエムの踊りは本当に素晴らしかった。

彼女はもう古典には戻らないのでしょうか?そうだとするならそれもすごく悲しい。

でもNagieは彼女にはまり出したきっかけはコンテンポラリー。TWO。。。照明効果もあろうでしょうが確実に彼女の超絶的な技巧によってもう手を動かした時の残像が千手観音のようでした。

こうなってくると次回のマニュエル・ルグリの世界に出演するギエムのバレエは貴重なのかもしれない。
よかった。。。チケット確保して。

今から楽しみだ。

今回チケットのあまりを引き受けてくれた叔母1号や知人もギエムは初めて。
物凄く感動してくれた。それもまた嬉しい。この感動を語る人がいるっ、そしてそれが通じるってどんなにうれしいことなのでしょうか。

émerveillé


そしてこの感動には続編があるのですよ。




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by gota-de-fericidad | 2009-12-19 23:57
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