Artesano de Circulos Concentricos

【映】シャネル&ストラヴィンスキー

去年、シャネルの晩年を描いたシャーリーン・マクレーン主演の映画と孤児院での生い立ちから初のコレクション発表までの生涯を描いた、オドレィ・トトゥ主演の映画が2本上映されました。

同じ監督作品でもないでしょうし、何か意図した企画なのか今回の映画は富と名声を築いたココがストラヴィンスキーと出会い激しい恋に落ちそして悲しみの決意をするまでを描いています。

ストラヴィンスキーといえばバレエですね。火の鳥や春の祭典ですね。この映画、全然違うはずなのに音楽のせいでしょうか、あたかもバレエを観ているのかと錯覚してしまうのです。

バレエシーンなんてほんの少ししか出てこないのに。


バレエ好きが観ても感性的な部分で凄く共感できるはず、たとえこれが映画なんだってわかっていたとしても。

時は1931年、ストラヴィンスキーは自信の新作、春の祭典を引っさげてシャンゼリゼ劇場へ。
斬新かつ急進的過ぎたこの作品はブーイングの嵐。
そんな中ココ・シャネルだけがその素晴らしさに恍惚感を味わっていた。時は過ぎ7年後二人は再会を果たすが。。。

パーティ会場で偶然ココを見かけたストラヴィンスキー。。。。見つめ合う二人にはもう何かの予感が。

この時点で成功していたココはストラヴィンスキーを援助しようと、郊外にあるヴィラを提供する。病気がちな妻と子供たちを伴ってやってきたはいいが、二人の絡み合う視線にただならぬものを感じる妻。

全般衣裳も音楽もとても素敵で酔いしれ系の映画でした。

Nagieがため息をもらしたのは。。。。

ココとストラヴィンスキーが初めて親密な関係になった翌朝。素敵な音楽の調べ・・・・ストラヴィンスキーが早朝の清々しい太陽の陽射し、少し靄のかかった木立の中を、昨夜の出来事を思い出し少し昂揚した気分(抑えようにも抑えられないみたいなね)で散歩をする。鳥のさえずりが凄く気持ちいい。そしてその瞬間一羽の鳥が飛び立つ羽音がパサッと。。。これが絶妙なタイミングで入り、音楽に素晴らしい効果を与えているんです。
計算されたものなのか偶発的なものなのか分からないけど強く印象い残っています。

最高でした。

この二人・・・ストラヴィンスキーが放った一言で愛が終わるのですがそれぞれの心の中にはずーっといたのでしょうね。


この映画の中で描かれているココはモノトーンの服に身を包み、ポケットに手を入れて歩く(当時女性の服にはポケットがないのが普通なんだそう)自立した女性。
でもね本当は愛の中で生きる普通の女性なんですよねぇ。愛人アーサー“ボーイ”カペルを亡くした彼女は悲しみの淵にいたのですよ。
そしてそこから救い出してほしいと求めた相手がストラヴィンスキーだったってことでしょ?
これはれっきとした女ですよ、素敵。


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by gota-de-fericidad | 2010-01-17 19:11
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