Artesano de Circulos Concentricos

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【映】ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコル

新年明けて一発目に観るにふさわしい、ちょー娯楽映画。面白かったぁ。

クレムリンが何者かによって爆破された。。。

米国極秘諜報組織IMFのエージェント、イーサン・ハント(トムさま)と、ハントの率いるチームが事件の容疑者にされてしまう。米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令してIMFを抹消。汚名を着せられたハントは、IMFの後ろ盾もえられないままチームの仲間だけを頼りにクレムリン爆破の犯人をつきとめ、さらには事件の黒幕が目論む核弾頭によるテロを防ぐためロシアからドバイ、インドへとわたり、過酷な戦いに身を投じる。

もぉ手に汗握るハラハラドキドキの連発。

隣のおじ様は、ぎゅっと握りこぶしにしてみたり手を拭いたり、はたまたため息ついたり。。。
わかるわぁ。

何も考えずに観られる楽しい映画ですねぇ。記憶にも残らないっちゃ残らないのですが。

映画の中に出てくる色んなアイテムも面白いし車がね。。。ビッグサイトのモーターショーから抜け出てきたようにかっこいいのぉ。

ドバイのあのちょー高層ビルの窓からしゅわーって飛び出すシーンなんて涎でそうでした。

よく走れるなぁと感心しきり。

これは彼に限ったことではなくて、あちらの俳優さんはみなよく走るんですねぇ。お年なんて関係ないのかしら?

私?はいっ、心臓が一発で破裂します。

トムクルーズ、そうは言っても50歳、やっぱり年取ったですわ。

もちろん素敵なんです。スーツ姿なんて惚れるわ惚れる。

でもねちょっとしたシーンで正直に出るんです。まぁしょうがないけど、それに相反してムキムキだから、そのアンバランスがちょっとキモいわけですな。

それなりにお顔のしわもボツリヌスやらヒアルロン酸なんかでカバーしちゃってるんでしょうか?

ふぅ、この映画で得た教訓をひとつ。

あまり背が大きくない方は、筋肉を鍛えすぎると着る服によってはスタイルが悪く見えやすくなるということを知りました。

どうかトム様ぴたぴたした服は着ないでください。

スーツ、スーツが一番です。

しかしアメリカ、ハリウッドの映画はスケールが違いますわねぇ。
映画も不況だと言うわりには、この撮影でしょー。ロシア、ドバイ、インド。。。。
どんだけ移動してどんだけお金かけて撮影してんだって感じで、日本映画ではこうにはならない。
というか所詮流れる血の違い。。。お金があってもあのスケールの映画は日本人では無理そうな気がします。

さてぇ、冷凍庫のお掃除。。。湯葉が食べたくなって炊きましたぁ。
朝映画に行く前に水に昆布をつけて。。。帰ってきてゆっくりの火で30分(お湯はちょっと熱めのお風呂くらいの温度です)
こんなにも濃い昆布だしがとれます。
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何も味付けしなくても十分美味しいです。お稽古仲間のおばさまの中にはこれをもう少し薄くしてお孫ちゃんに飲ませているんだとか。
味覚が養われますねぇ。私も今日の夕飯のおつゆはこれです。
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京都の湯葉とはちょっと違います。日光の湯葉です。一枚一枚が肉厚でそれを何重にも巻いてあって揚げてあります。
使う時は油を抜いてから使いますが、Nagieはお湯を変えて3回ぐらいは湯でこぼしてます。
油も嫌なのですが豆乳臭さが苦手なもんで。。。
今日は昆布だけのお出汁で炊いてますぅ。精進炊き。
落し蓋の代わりに出汁で使った昆布を上に敷きます。
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自分で言うのもなんだけど上品な仕上がりです。器は、柳下季器氏の作品です。

そして今は昆布の佃煮炊いてます。冷蔵庫に入っていた昆布を全部使っちゃいました。乾燥状態でたぶん300~400gだからどんだけになるんだろう?
水を使わずに炊いていくのでお酒も1500ccくらい使っちゃいます。
仕上げに山椒の実を入れますがなんとも贅沢に作った佃煮です。
売り物だったらえらい金額になるでしょうね。

新年に会う方々にはご挨拶代わりのお土産になりますな。





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by gota-de-fericidad | 2012-01-01 20:36

【映】無言歌

去年(18)から今年(4)はあまり映画も観ない年でしたなぁ。
(ちなみにその前は約50本、えらい差です)

観たいと思う作品もなかったと言うのもありますが一番は時間の作り方がうまくいかなかったってことでしょうね。

前は月に6~8本は劇場で観ていたほどだったのに。

来年は昔ほどと言わなくても4本くらいは観ようと思います。

で、年の瀬に、まずは1本。

1949年、中華人民共和国を建国した毛沢東は独裁体制を布く。しかし、56年にソ連でスターリン批判が始まったことも契機となって、毛沢東は「共産党への批判を歓迎する」と「百花斉放・百家争鳴」と呼ばれる運動を推進。これ以後、知識人の間で中国共産党に対する批判が出始めるようになった。しかし、57年6月、毛沢東は人民日報に「右派分子が社会主義を攻撃している」という社説を掲載し、突如、方針を変更。ここから一気に、それまで党を批判した人々を容赦なく粛清する「反右派闘争」が始まった。右派分子とされた人々が収容された再教育収容所では、ちょうど59年から61年にかけての「大躍進政策」のもたらした飢饉の時期と重なったため、多くの死者を出した。

こんな歴史があったのですねぇ。
舞台は果てしなく続く荒涼とした黄色い大地、砂嵐吹きすさぶゴビ砂漠。
そこで過酷な労働に従事した収容者たちを描いています。

住居は砂漠に掘られた壕でそれはもう。。。。

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男が砂漠にひざまずいて祈っているように見えるけど、実は飢えをしのぐために雑草の実を採っているところでこの方は実際の夾辺溝収容所の生存者で監督に熱望されて出演したのだそう。

恵まれた暮らしばかりの私たちでは考えられないことばかりですが現実はこの映画以上でしょう。
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Nagieは今夏偶然石原吉郎という詩人に触れました。そして彼の詩を通して捕虜として収容所で暮らすとは。。。これほどまでに心を虚無にしてしまうものかと本ですらががが~んとなりました。
彼の詩にはそんな心の様が鏡のように映し出されています。

ストーリーとしては、もう少し表現の仕方があったのではないかと思いましたが、この映画を作るにあたって、夾辺溝収容所の生存者を一人一人捜し訪ねインタビューするという大変な作業を踏んでとなれば何も言えないです。

見終わった瞬間よりも時間を経た方が、よさがじわじわじっくり首をもたげてきます。

映画の前の腹ごしらえは。。。鮑粥@有楽町慶楽
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身も心もホッカホカになりました。いつ食べても美味しいなぁ。
たぶんこれ幼稚園ぐらいから食べてます。こうなるともうお袋の味チックですね。





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by gota-de-fericidad | 2011-12-30 20:07

【映】海洋天堂

冒頭のシーンからやられた。。。。
何も遮るもののない真っ青に広がる海そして空。そこに浮かぶは一艘の古ぼけた船。
静かに親子は船の縁に座る。
足は錨とともに縛られている。

あのアクションスター、ジェット・リーが・・・・自閉症の子を持ちながら、自身は末期の癌に侵されているというなんとも繊細な役に挑戦。

うそぉと思った。ジェット・リーにこういう役って、演じるってできるの??くらいに思ってしまいました。

意外や意外や、とてもナイーブな役を好演していましたよー。

余命いくばくもない父親が自分の死後を案じて必死に施設を探し、自活のための日々の出来事を、小さな小さな決まりごとを教えて行く。

とにかく、何処までも清らかで美しい。

切ないストーリーにもかかわらず、何ともほの温かい心にもなる。

無償の愛。もし現実の出来事としたらこの映画の様に綺麗事では済まされない。
この裏には地の滲む様な努力と忍耐と血と汗と。。。。

ほんとジェット・リーがとても真面目で誠実で知的な父親役を好演している。
映画を観ているとこの人以外あり得ないんじゃないかとさえ思ってしまう。

映像的には全般水に関わるシーンがとても綺麗です、凄くいい。
人間はきっと魚になれるんじゃないかとさえ思ってしまう。
あー久々に心がピュアになったな。

さてこの映画を観に行く時には注意が必要です。
ハンカチは2枚。汗用と涙用。
アイメークは程々に。

のっけから滂沱の涙ですから。

そして帰りはやっぱり食欲なんですねぇ。
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久しぶりにクドウのロールケーキ&レーズンサンド。古っ臭いけど美味しいですよー。
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あれぇ横向きだわぁ、気にせず行きますが、銀座に昔からある洋食系のイタリアンの名店イタリー亭。
古めかしくて、赤と白のギンガムチェックに透明ビニールクロスみたいなお店。
Nagieは大好きです。マカロニグラタン。
毎度食べ切れることはないのですが何故かこればかり食べちゃう。美味しい。
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そして餃子好きが高じてついに買っちゃいました。岩手南部鉄の餃子用四角いフライパン(?)
前から四角いのが欲しかったのよねぇ。ふふふ今日の夜は早速餃子を焼いてみちゃおーっと。

ふぅ、昼寝しても眠い。

というかーこの時間で既に銀座で映画も観てランチもして伊東屋で買い物もして昼寝もしてるって朝は何時から?って感じですね。

とにかく昼間の暑さが御免蒙るので一番暑い時間帯になる前に家に帰りたいわけ。

秋秋秋、早くこぉい。ララ〜ン。




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by gota-de-fericidad | 2011-07-18 16:25

【映】ブラックスワン

かなり久しぶりの映画でした。

仕事~映画~エステ。今日は私らしい過ごし方でした。
映画もだけどエステも久しぶりでした。終わった後鏡を見て、やっぱりちゃんと通わないとねと思いました。

これに仕上げのBARがあれば申し分なしです。先日友人に教えてもらった恵比寿のBAR。
我が家から徒歩圏内。
行きたかったけど明日講習会なのですなぁ(行きたくないけど業務命令で。。。。とほほほ)
エステの後にデートなんていうのがあれば申し分ないのですがねぇ(笑)
しかしエステの後はどスッピンかぁ。
っていうか殆んどいつもスッピンじゃないか・・・・

でもやっとなんとなく日々の過ごし方が落ち着いてきたき気がします。
今日、そう感じたのは、今日の過ごし方が自分らしいテンポって思ったから?

さて今作品。かなり心が疲れますよー。
最初から最後まで何かにとりつかれたように追い立てられまくる感じ。

優等生で完璧な演技を目指すニナに、白鳥の湖の主役のチャンスがやってくる。白鳥のオデットは本来の彼女の持ち味、清純、生真面目で臆病という気質でクリアですが狡猾で官能的な演技を求められる黒鳥のオディールはどうしても上手くいかない。
そして自分が苦手とする所を難なくこなす一人のダンサーが現れる。
そんな中で、主役を勝ち取ることに野心を燃やし過ぎて次第に彼女自身の心の闇に支配されていく。
狂気の世界に落ちていく。蝕まれていったのですなぁ。

もうどこまでおかしくなれば気が済むのか・・・母でさえ敵になってしまったもの。


映画自体は、正直ずーっと心理戦が続くので、そしてずーっと追い立てられるのでちょっとお腹が一杯になってしまう。
途中ちょっと飽きちゃった。って思うのは私だけだと思いますが。
そうは言っても凄くいい映画でしたし、バレエ好きには堪らない作品だと思う。

何と言ってもナタリー・ポートマン。素晴らしいです。

どう見てもダンサーの体というか筋肉づくりですよ。この映画の為に10kgダイエットしたらしいし、殆んど吹き替えなしのダンスシーンも素晴らしいと思いました。
どのくらいの練習期間と練習量でこのレベルに達するのかは分かりませんが本当に素晴らしい努力の女優さんだと思いました。
この映画を観終わった時に、すぐにNagieはバレエが観たいと凄く思いました。
そう思わせるレベルってことだと思います。

久しぶりに観た1本。よかったぁ。

これからはもっと上手に時間を使って映画もまた観ていかなきゃ。






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by gota-de-fericidad | 2011-05-21 21:54

【映】ゴダール・ソシアリスム

このお休み中に観た映画。。。例年に比べてかなり少ない。

今もずーっと話題作となっている・・・
『ハーブ&ドロシー』
NYの1LDKの小さなアパートに住む極々普通の老夫婦。この二人が世界的に有名なコンテンポラリーアートコレクター。
購入の基準は、収入の範囲内で、小さなアパートに収まる・・・蒐集。
ある意味、なんたらホリックだとも思わせるけどね。
Nagieはそんな斜に構えた眼でみてしまったけど、そんなことよりも二人が手を取り合って、仲睦まじくギャラリー巡りをする姿がなんともハートウォーミングストーリーなんですよ。こんなのがいい。
日本人夫婦(カップルでもいい)は最初のうちこそ相手を褒めるけどいつの頃からあれしてくれないこうしてくれないと文句ばかり。。。時々友人の家に遊びに行くけど旦那様の愚痴を言いたい放題。
昔から不思議でなりませんでした。
Nagieは自分の友人はじめ恋人は自慢しますよ。だって私が好きになった(ちょっと威張り過ぎ?)人たちだもの。けなしたら自分を下げることにならないか?自慢したいじゃん。
そりゃ、誰にだってえーって思うところはありますよ、お互いさまだって、それ以上に素敵なところが一杯でしょ。それでいいじゃん。

『レオニー』
世界的に有名な彫刻家、デザイナーのイサムノグチのお母さんの話。
なのですが、イサムノグチというアーティストがどうやって出来上がってきたのかという意味で彼のストーリーでもある。
この映画を観ていると母は強しとも思うし子供の才能をしっかり見てあげることの大切さ。そして可愛い子には旅させろ的厳しさ(心を鬼にして)こんなものがいかに大切かわかる。
全く違う次元ですが、Nagieが栃木の片田舎の学校に通っていた頃Nagieの変人ぷりによく先生が。。。
そんな時、これがうちの子の個性だと言って、わからない貴方がおかしいんじゃんぐらいの勢いで戦ってくれたママさんを思い出した。
イサムノグチ。。。灯のデザインやガラスのテーブル・・・有名なものはたくさんありますが、Nagieはやはりモエレ沼公園のモエレ山ですかねぇ。この映画を観ていたら、行きたい病が再発した。

そして秀逸な映画はタイトルの・・・ゴダール作品。
いやぁ難解極まりない映画でしたが、映像の美しさと哲学的な言葉の羅列。いわゆるコラージュ作品ですか。
この映画を観ていたら何故かヴィム・ベンダース(ベルリン天使の詩が大好きです)を思い出した。
確実にゴダールの影響を受けていないか(アメリカ映画の影響が強いと言われていますが、疑問です)
ゴダール80歳最後の長編と言われているだけに、今の世界の情勢、ヨーロッパ文化の衰退没落、世界がハリウッド映画に毒されてしまっているこの社会に対する何かを示唆する。
資本主義、偽りの民主主義、そして言葉というものの危うさ・・・この映画を観ていると世界が実は危機的な状況にきているんだよ。競争なんて何の意味も持たないんだ。。。と言われているよう。
今の日本に一番必要なメッセージなのではないかしら。日本らしさ。。。世界と競争するならばそこだよ!!
もう一度見つめてみて、自国を。

この映画、二通りの観方ができる。一つは言葉から発せられるメッセージを読み解く。
難しいけどゴダールはきっとこんなことが言いたいのだろうって言う風に。
もう一つは、言葉が難しくて難解だ。。。もういいや、映像を楽しんじゃえ、という観方。
ゴダール特有の垢ぬけたブルーそして赤、黄色。荒れ狂う青墨色の海に白い波。美しく光る黒人の女性のフィギュア、そしてその肌に鮮やかに映える服。洒落てる。

あまりにも難しい映画故途中退席する方もちらほらおりましたが勿体ないとNagieは思った。
単純に映像を楽しんじゃえばいいのにと。

80歳。。。こういう美しさ、そして前衛的な目っていうのは年齢じゃないんだね。

とんがって生きていたくはないけれど。。。はい、Nagieは穏やかな毎日が好きだから。。。感性、感覚的な目は絶やしたくはないものです。

精進精進。

今年はアートワークを増やそうという目標を立てているだけにね。

まずは年内に(始まったばかりですけど)私の寝室を作業部屋兼に模様替えする予定。
いずれは。。。。部屋全部をアトリエみたいにしたい。そして私は引っ越すんだぁい。
嫁にでも行くか?????(笑)
ここでママさんも笑うんですよ、呆れ返ったように。

そこで宴だよ。

バスキアの映画はじめまだ観たかった映画が数本。週末連休だね。そこで少し制覇しよう。



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by gota-de-fericidad | 2011-01-03 19:07

【映】ノルウェイの森

トラン・アン・ユン監督。
青いパパイヤの香り、シクロ、夏至・・・・どれも素敵な作品。

この方の、人間のパーツを度アップにして撮る絵は物凄く美しくてエロい。
今映画でもそれを凄く感じました。

どのシーンも物凄くシュールで果てしない美しさにあふれている。だからでしょうか、ズーンて心の中に落ちていくの。

特徴的なのは歩くシーンが物凄く多くて、しかも速いの。何故?

松山ケンイチ、菊池凛子・・・物凄く深く愛し合う二人なのに・・・幼馴染(みずきくん)の死という出来事によって越えられない壁が・・・。

この映画のテーマは愛なのでしょうか?そしてその愛のツールとしてsexが存在する。

そのsexという壁が高く高く立ちはだかる。
人はやっぱり深く愛されたいと思う。どんなに遊び人な人でも。ごく自然な感情。

この映画に出てくる登場人物それぞれが皆一様に本当の愛というものに悩み翻弄される。
そして生きるものもいれば死を選ぶものもいる。

菊池凛子扮するなおこが言う。
20歳の誕生日にわたなべと初めて結ばれ、その後心の崩壊で療養所に入るのですが、わたなべと再会して愛し合おうとした時に
『濡れないの・・・・あの誕生日の日には濡れたのに・・・みずきくんとも一度もできなかった・・・これから私たち一度もできなくてもいい?』
『それは心の問題だから時間が解決するよ』とわたなべくんは言うけど。

愛するばかりにSEXが出来ないってあるんじゃないかな?
女性だけの感性かな?これって

なんとも複雑なせりふだけど、これがねぇ語っているんだなぁ。愛を。わかるなぁ。
深く愛されたい、愛したい・・・・でも・・・・

はぁ哲学的な映画だなぁ。そりゃそうだよね、村上春樹だもん。

もぉ切なくて。

最後のシーンのわたなべ君(松山ケンイチ)のせりふがこの先に起こるかもしれないいろんなことを想像させるような感じでいい。余韻がある。 

この映画を観て、三島由紀夫の大好きな小説、『音楽』を思い出した。
この小説でも愛する人とSEXが出来ないという悩みを抱えた女性の話だ。

モデル出身の水原希子も上手じゃないけど雰囲気が凄くいいです。

しかしなぁ、やはりNagieが一番気になったのはトラン・アン・ユン監督だ。
この方、物凄く女性的感性が強い人なんだろうなと思う。というか、ゲイかな?
映画の中のファッションとか男性の話し方とか、そしてパーツパーツの撮り方とかみているとそう感じてしまう。

またそれがNagieは好きなんだけど。

Nagieは男性男性した野性的なパワフルな人が苦手なのでこの監督さん大好き。好みだわぁ。

ノルウェイの森。。。。読んでみようかな。
村上春樹食わず嫌いだったかも。







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by gota-de-fericidad | 2010-12-26 11:03

【映】蛇のひと

松山ケンイチくんが好きだとか瑛太がいいとか色々言いますがいつも不動の地位を守り続けるこの方…

西島秀俊さま。あの憂い感がたまらん。

そして相方女優は永作博美さん。こちらもいつの頃からかナチュラルな女優さんになりました。
昔アイドルだったんですよねぇ…何て言ったかな?

ある日会社の部長が自殺を図る。
それと同時して課長である今西(西島)が失踪してしまう。
会社のお金一億円を横領して…

会社のホープだったあの今西さんが横領だなんて。

何の因果か上司命令で部下であった陽子(永作)が今西を捜す羽目になった。
よくよく考えたら彼のこと何も知らないと実感。
とにかく手当たり次第の情報で動き出した陽子…

でも調べていけばいくほど今まで知っていた今西とは全く違うイメージの彼が浮かび上がってくる。

本当の彼は一体どんな人なんだろう?

彼のアドバイスで動いた人達がみんななんだか不幸になっている。

そして次第に今西の出生の秘密などが暴かれていく。

この映画を観ていて思い出した。
以前地方のカトリックの女子大で教鞭を取っていた牧師さんが患者さんでいらしたのですが、態々岡山からかよってくださっていた。
(当時勤務していたクリニックでは北海道、九州から普通にいらしておりました)
その方が『言葉というものは人を癒すこともできるけど殺めることもできるんです。武器持たぬ殺人です。だから気をつけて使わなきゃいけないんですよ。』
今でも心に深く残っている言葉です。

自分の発する言葉で、しかも計算し尽くして…人の人生をコントロールしてしまう。
いい時もあれば悪い時もある。

面白い映画でした。

患者さんのイザベルはNagieの男性の好みをこう評する。
『Nagie先生の好みは目に陰を持つ、何を考えているのかわかりにくい男性が好きなのですね…』

そんなことはない。わかりにくい人なんて面倒極まりない。
相手のことが分かっているからこそ気を遣える所ってあると思うんです。

ただみんなに言われてそうだなぁーと思うのは
飄々としているとか、何となく憂いがあるとか、静かに話す人が好きなんでしょうね。

俳優さんでも女優さんでもそういう人が好きだから。
多分自分にないものを求めるんでしょうね。
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by gota-de-fericidad | 2010-09-30 10:39

【映】悪人

深津絵里さんがモントリオール映画祭で主演女優を獲得した作品ですね。

公開前から、妻夫木くんの演技が新境地開拓と評判を呼んでおりました。とても楽しみにしていた映画でした。

いやぁ想像以上に重い映画でしたが物凄くよかった。

多くを語らずもどかしいほどに表現しないことでの、無の演技。どれほどまでに辛いか。
抑圧された感情に潜む純粋性や脆さを物凄く感じた作品でした。

解体業の祐一は保険外交員の女の子と出会い系サイトで知り合うが、侮蔑的言葉に思い余って。。。。
本当の愛が欲しい。。。。

一方、こちらも本当の愛が欲しい光代。一度だけ出会い系サイトでメールの交換をしている。

そんな二人が出会い、絶望の淵を彷徨いながら、愛を貪るように互いを求めあう。
光代は初めて温かい幸せを感じるんですねぇ。孤独じゃない。

そして祐一の『自分は殺人者である』という告白から二人の刹那的な逃避行が始まる。

物凄く印象に残ったシーンは、隠れ家で寒さに震える光代を同じ毛布に包まりながら一生懸命にさすってあげるそのシーンは物凄く不器用なんだけど愛が一杯だ。
そして光代の足先が真っ赤にかじかんでしまう。。。その足を盥にお湯を入れて慈しむように優しく包み込み温めてあげるシーンなんて悪人てこんな人?って思ってしまう。

最後のシーンは衝撃的でしたが、これが祐一が光代に示した最高の究極の愛なんですねぇ。
きっと光代はわかっていたでしょう。彼のそんな本当の優しさを。

この映画を観ていると善人と悪人の境がよくわからなくなる。
映画の中で岡田将生や満島ひかりが演じた男女は決して法を犯したわけではない。。。ましてや満島演じた女性は祐一に殺されてしまうんだから被害者なんですよ。
でも物凄く上手に悪人を演じていた、そう心が汚い人たちを。

そしてそんな彼らを支える人たちも秀逸。
樹木希林、柄本明、光石研・・・・特に白眉なのは樹木希林さんでしょうねぇ。
もう堪らなかった。

この映画、どことなく小池栄子×豊川悦司主演の接吻(これもNagieお薦め。小池栄子脱皮作品と思っているくらい)に似ている。
愛を知らない孤独な二人が、不思議な糸で引き寄せられ本当の愛を知る。そして愛を知ったことで今までなかった感情が芽生え始める。

そっくりだよ。

この映画が終わった瞬間、ペラペラと喋りだした隣の若いお兄ちゃんとお姉ちゃんが不思議だったなぁ。
よく喋れんなぁって。
殆んどの人が無言ぽかったというのに・・・若さっていいなっ。

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by gota-de-fericidad | 2010-09-19 17:23

【映】瞳の中の秘密

アルゼンチン映画、09年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。

刑事裁判所を退職したベンハミン・エスポシドは25年前の未解決の暴行殺人事件を小説にしようとしていた。

そしてもう一つ封印された過去にも決着をつけようと。

ベンハミンは人生の終盤、斜陽の時期を迎えたにもかかわらず過去に囚われ身動きできない。
そして心の中に居座り続ける空虚感に身も心も縛られ続ける。

そう、小説はそんな過去にも自分にも別れるための手段なんですね。

かつての元上司イレーネ・ヘイスティングスは今でも変わらず美しく聡明そして検事に昇格し二人の子供の母親。

25年前、銀行員のリカルド・モラレスと幸せな結婚生活を送っていたリリアナ・コロト。。。。

ある日リリアナは何者かに暴行され無惨な遺体となって発見された。
ベンハミンと部下のパブロは男の居場所を捜索するも、判事の指示を無視して強引な捜査を行ったことで事件は未解決のまま葬られてしまった。
1年後偶然駅のベンチに座るモラレスと再会するのだけれど彼は曜日毎に駅を変えて駅に座り続け犯人を探し続けていると言う。
ベンハミンは心動かされ再捜索を決心する。
そして事件の真相に迫っていくのですが。。。。。果たして。。。。

しかしです、この映画、25年前と今を同じ俳優さんが演じているのですが、全く違和感がないんです(そうでもない?)
特にイレーネ役の女優さんは美しくてキュート。すっごく素敵なんです。
リカルド役の俳優さん、パブロ・ラゴは目が美しい。
さすがこの映画のタイトル、瞳の中の秘密といだけに目力のある、澄んだ瞳の持ち主ばかり。

最後の大どんでん返しストーリーはびっくりですえね、こうきたかっ!って感じです。

アルゼンチンでは終身刑が一番重いのだそう。
映画の中のセリフでベンハミンが『死刑はないんだ』とリカルドに言うと、リカルドは『終身刑でいい、空虚な日々を送って欲しい』と答える。
確かに死んでしまうより狭い空間の中何も与えられずに話しかけられずに無視され続けることの方が辛い。

とにかくこの映画、題名通り目を見てほしい。
全てがそこにあるんです。

いい映画でしたわぁ。

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by gota-de-fericidad | 2010-08-22 10:38

【映】キャタピラー

Viva‼寺島しのぶ。。。。

ベルリンで銀熊賞を受賞しましたね。

若松孝二監督がずーっと描き続けているテーマ。『戦争』

この映画を観ていると単純な反戦映画とは言い切れない。
綺麗ごとじゃ済まされなさがひしひしと伝わってくる。

傷痍軍人として戻ってきた夫は四肢を失い言葉も失い。。。。これが我が夫久蔵の姿かと目を疑う。

こんな姿で帰って来たというのに、世間は本心とは裏腹に軍神さまと崇める。

そんな夫を見つめるシゲ子の目は。。。。

四肢を失い唯々寝るばかりの夫。。。こんな体になっても求めてくる。
食欲もある。。。
嫌々ながらその求めに応じる。

その目は不思議さも含めば憎しみも。

日課の如く嫌がる夫に軍服を着せ勲章をつけてリヤカーに乗せ村を散歩する。
その時のシゲ子は恐ろしくキリッとした軍神の妻の顔になる。体裁を繕う
こここ怖い。人間て。

すごく印象的なシーンは、村の人に「軍神さまにこれを。。。」と生卵を貰うのですが、
何かこころの箍が外れたシゲ子は寝ている夫の顔に「食べなさいよ〜」と泣きながら叫び打ち付け
ふと我に帰り夫を抱きしめ「ごめんね〜」と。。。
憎しみもあれば情もある。母性ですかね。

凄く人間らしい、本質を付いたシーンだなぁーと深くため息を付いてしまった。

いつか、夫は出征先で自らがおこした犯罪に心蝕まれていき、夫と妻の立場が逆転した今となっては加害者から被害者の立場に。

とある熱情シーンでは自分の上に乗る妻の顔が自分の顔に。。。鬼のような自分の顔が。
そして気が狂わんばかりにもがき苦しむ。

天皇の玉音放送の後。。。久蔵は自ら行動を起こすのですが、そうだろうそうだろう、戦争という後ろ盾がなければどこに生きていける糧があるというのか。

この映画、急遽芸術家の熊さんが出演する事になったそうですが、凄くいい。
キーパーソンであり、彼が放つメッセージはこも映画の凄く重要な部分を表現しているんじゃないのかなと思ったな。

初めから胸が詰まりっぱなしの重たい映画でしたが凄くよかった。

戦争映画ってともするとかっこよく撮られているものが多いけどこういう、傷跡を描いた映画もあっていいのではないかしら。

そして戦争を知らない世代に語り継がれていけばいい。

戦争。。。。反対に決まっている。

この映画を観ると、戦争反対っていうのも上っ面過ぎてなんだか。
もっと深く。。。。
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by gota-de-fericidad | 2010-08-18 08:34