Artesano de Circulos Concentricos | |||||
今、恵比寿の写真美術館にて開催されている企画展です。小説家とメディアアーティストによるコラボレーション。とても素敵な作品ばかりです。 本展では、純文学と視覚芸術・メディアアートとの接点に焦点をあて、現代に活躍する文学作家とメディアアーティストのコラボレーションを行います。本来は読む人のイマジネーションにゆだねられる文学作品の世界を、多様なかたちで視覚化します。 展示を構成する3つのパート、①テキストを耳で聴く/目で見る、②小説の中に描かれた風景の再現、③古典作品へのオマージュ、について、講談社『群像』とNHKエンタープライズの企画協力を得て小説家とアーティストによる新作プロジェクトを制作し、関連事業としてトークや特集刊行を行います。 文学と映像メディアを独自の視点で結びつけ、その共存と、時には競い合う交差を通して、新たな領域と表現の可能性を開拓し探ろうという試みです。参加型の作品群に触れ、私たちの手のひらにこぼれる文学と映像メディアの美しさを体験してみましょう。 というコンセプトだそうです。 真っ白い大きなスクリーンに平野啓一郎さんの記憶の告白というタイトルで文章が映し出されていて、目の前にあるサッカーボール大の球を持ち上げて振るとあら不思議・・・文字が色んな方向に動き出す。まるでNagieの頭上を大きな羽を広げて通り過ぎる鳥のように。 そしてもう一つは真っ白い円卓に手を差し出せば、その手の上に文字が描かれる。そして手を自由に動かすことで文字が変わるし、隣の人に渡すことも出来る。ここでの文字は、穂村弘さんの火よ、さわれるのという短歌です。 他にも興味深い作品がたくさんあって、また自分が参加することで作品が完成するというユニークなアイデア・・・何時間いても飽きない。規模の小さな作品展ですがおすすめですよ。 さて私、初めてカクテルコンペなるものに行ってきました。正直、味がこんがらがっちゃってわからなぁい。しかも結局はご贔屓のバーテンダーさんに一票投じてしまうんですよ。全くもって厳正ではない。しかもこれは私に限ったことではないようでした。しかしミクソロジスト・・・なんとも複雑怪奇だ。 準備万端のバーテンダーさんが緊張の面持ちでスタートを待つ。そしてこんなテキストがコンペ参加者各人に配られました。これを参考にするわけですね。 創意工夫がなされたカクテルがずらり。中にはこれがカクテル?って思うものもありましたが面白かったです。右が優勝した作品でした。お疲れ様でしたね。
by gota-de-fericidad
| 2008-01-07 20:32
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