Artesano de Circulos Concentricos | |||||
テーマカラーは空色に黄色。。。なんとも可愛らしい色合いの映像。 この映画凄く面白い構成になっていました。本編の前にショートムービーがあるのです。それがホテル・シュヴァリエでナタリー・ポートマンとジェイソン・シュワルツマンがパリのホテルで逢瀬を。。。。そしてしっかりエンドロールも出て、新たに本編がスタートする。 父親の死後1年経って離れ離れになっていたホイットマン3兄弟が久しぶりに再会する、しかもダージリン急行の中で。それぞれに悩みや傷みを抱えながら過ごしていた3人がインド横断旅行を通して癒され、兄弟の絆を深めるというハートウォーミング・ロードムービー。 監督はウェス・アンダーソン、この監督で大好きな作品は【ザ・ロイヤル・テネンバウムズ】ですね、この映画に登場する、グイネス・パルトロウがやけに不気味で大好きです。この映画以外の彼女はあまり好きじゃないといっても過言ではないかも。 まぁ、この監督の作品ですから、ふつーに仕上がるわけがないんですよ。なんとも奇妙な出来事が一杯で、時にくすくす笑っちゃいました。 何が起こってもおかしくない国、それこそがインドってところでしょうか。 監督自身もこの映画の脚本(他に2人いるのですが)を書くにあたってインドを旅し体験してきたことを書いているそうです。 ストーリーも面白いのですが、この映画で凄いと思ったのは景色、そしてそれにマッチした衣装やグッズの色使い、本当に感心しました。3兄弟が愛用している、恐らくはホイットマン家の紋章なんだか、マークが入っているバッグはなんとLV・・・そうです、マーク・ジェイコブスデザインのルイ・ヴィトン提供なんですよ。すっごく可愛くて欲しくなってしまいました。 包帯だらけの長男を演じたオーウェン・ウィルソン・・・彼はウェス作品には定番らしい。ロイヤルテネンバウムズにも出ていました。ベン・スティラーが監督・主演を務めたズーランダーは最高に笑えますから是非。コメディーには欠かせない俳優でNagieは大好きなんです。 映画の後お散歩しながら表参道までとぼとぼ。。。ほっつ先生の個展に行って来ました。 その前に腹ごしらえということで、表参道お気に入りスポット、Cafe杏へボルシチを食べに。 今年に入って初訪問だなぁ、『こんにちはぁ、お久しぶりです』アンさん(多分?)『まぁ、お久しぶりですね、お元気でしたか、ようこそいらっしゃいましたぁ』 本当に不思議で一歩路地を出れば青山通りで車もビュンビュンなのにここはそんな喧騒が嘘のようです。鳥の囀りさえ聞こえてきそうです。眠くなってしまいます。 窓から射し込む、燦燦と輝く太陽の光が眩しい。でも幸せを感じる。はぁ、ほっとする。窓辺に目を移せばこんな人形が。。。何を吹いているのでしょうか? さんざん悩んで選んだのは、いつものボルシチ・・・・こちらのペリメニ(ロシア風水餃子)も絶品なんですよ とにかく細かく刻んだキャベツと人参がたっぷり入っていて体によさそうです。野菜を細かく切っているせいでしょうけれども、嫌味のない甘さが口の中一杯に広がります。今日はいつもよりも胡椒が効いていてきりっとした感じ。 ボルシチの前に出されるサラダもお皿一杯です。前よりも量が増えたような気がします。もう常連なのか? 〆て1000円です。嘘みたいです。 こちらのお店、とにかく常連度100%で今日も一人でのんびりしていたらまたもや、ダーリンは外国人という漫画で一世を風靡し続けている漫画家・小栗左多里さん&トニー・ラズロご夫妻と一緒になりました。Nagieが『毎週いらしてるんですかぁ』と問いかけたら『そうでもないですけど曜日によって・・・』とのことでしたが、嘘ですよ、だってNagieが行く日はほぼいますもの。 トニーさんが『事業は順調ですか?』と声をかけてくる・・・あー、日本人なら『仕事はどう?』みたいなところでしょうね。他の方にもこの質問していましたから、彼にとってはコミュニケーションツールとしてのセンテンスなのですね、きっと。そしてこんなことが漫画の題材になるのでしょう。でも夫婦でいると段々違和感を感じにくくなってきちゃうんじゃないかな・・・ そしてお店を後にして歩いていたら、通りの花屋さんで素敵なお花を物色中の常連さんをまたまた見かけました。思わず心の中でにんまり。(彼もこれからCafe杏さんに行くのですね、お土産のお花を選んでいるんですよ)長閑だぁ。
by gota-de-fericidad
| 2008-03-23 19:55
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