Artesano de Circulos Concentricos | |||||
慎ましやかだけれども、しっかり季節を感じさせ華やか感もばっちり。でもそこには、西洋料理の華美とは違った、日本古来の心の文化、わきまえを感じさせる。今日は、月に一度のお料理教室。本日も本当にやられちゃいましたねぇ。 晒し鯨の酢味噌がけは透き通るほどに真っ白な晒し鯨はこれが皮下脂肪だったなんて嘘のようにさっぱり。添えられたラディッシュの彩が素敵です。そして蛍烏賊と春野菜のサラダ、アーモンドのドレッシング。アーモンドのドレッシングはナッツ特有のオイリーな感じが鼻を抜けますが蛍烏賊のくせにぴったりです。 そして今回唸ってしまったのはこちら2品。 桜鱒でおからを包み込み、桜の葉で包んで蒸したものに御出汁を濃い目に効かせた銀あんをたっぷりかけていただく。桜の独特の香りに仕事を効かせたおから、それに銀あんの出しのバランス、どれか一つが勝ちすぎてもいけない。この絶妙なバランスに唸る私。 そして胡麻豆腐を冷たく固めず、そのまま竹の筒に入れて濃い目のだしを器からこぼれるほどにかける。ふぅふぅ言いながら御出汁と一緒に掬って食べる。滑らかな粘りが堪らない。 皿に溢れこぼれた出し汁をお行儀悪いと思いながら器に戻してまたいただく。周りを見渡せば皆同じでした。あははは。 本日のお造り、大根を桂に剥いて所々桜に抜いてかぶせてあります。中を横から覗けば人参で抜かれた桜が・・・・これは桜の散る様子を表しているそうです、細かい。国産の赤貝は小ぶりですが甘くて美味しい。最近お寿司屋さんで出されるものは韓国産が多いのですが大きくて立派なのですがやはり全然違いますね。そしてこの透明なお魚、何でしょう?白魚ではないですよ。 そうです、穴子の稚魚、のれそれです。旬ですねぇ。 今日も大満足、さて再現復習はいつのことでしょうか?
by gota-de-fericidad
| 2008-04-05 22:05
| |||||
ファン申請 |
||